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ジェレミー一家が暮らしていた「ホームズ邸(Holmes House)」は、ただの家ではなく、深い対話と変容が生まれる場でした。多くの人がここで人生の転機を迎え、大切な気づきを分かち合ってきた場所です。
2025年に発生した山火事によって物理的な形は失われましたが、そこで生まれた学びとつながりは今も生き続けています。
そんな「この場所で、大切なことを分かち合った」宮城さんの言葉をご紹介します。彼らの言葉を通じて、軌跡と新たな未来への一歩を感じていただけたら幸いです。


ジェレミーとは最初の出会いがいつ何のときだったかもはや思い出せないのですが、井上英之、有紀さん夫妻を通して繋がって以来10数年、心と体に大切に向き合っていくことを教えてくれた先生であり、ともに未来を語りあえる同世代の友人として、ともこさん、息子くんともども長いご縁を頂いています。

LAのお家は、私何度もお邪魔させてもらった特別な場所でした。

私が組織の在り方に悩み、変革を進めていた時も、この場所を訪れジェレミーとの対話が確信をあたえてくれました。
その後は組織に対してもジェレミーは学びや癒しの機会を提供してくれるたり、陰に陽に変革を支え続けてくれました。

私自身が組織を離れる決断をする時にも、私はここを訪れ、またジェレミーから大切な洞察をもらうとともに、やさしく背中を押してもらい、私にとっても組織にとっても大切な、あるべきトランジションとすることができたと思ってます。

そうやって私自身があの場お家やお庭、たくさんのアートや食器たちやひとつひとつのものたちに、ジェレミーや家族のみなさんがいかに愛をこめて大切にされてきたかを感じ、またそこからエネルギーや豊かさをわけて頂いていたものの一人であったこともあり、今回の火事は驚きとともに、私でさえ大きな喪失感を感じているので、ジェレミー家のみなさんの心情を思うとなんと表現をしていいかわからず、どれだけ大きな痛みか想像することもできません。他でもない、愛に満ちたあの街、あのお家であったがゆえに、そこを災禍が襲い失われてしまったことに憤りを禁じえませんが、同時にそれを越えた私たちへの問いをも考えさせられます。

ジェレミーと息子くんがさっそく今回の件でCNNのインタビューにも答えてくれてましたが、そもそも大きな影響力を世界にもっていたジェレミー、そして他でもないこれだけ土地を愛し、お家を愛し、すべてものを大切にしてきた一家が、そもそも人類の無自覚な営みの結果生まれた出来事を、今回もっとも前線で先駆けて引き受けたくれたことは、これから迎えていくべき時代においての何かさらに大きくなっていくであろう役割や、ご縁を頂いていた私たちに今問いかけてくれているものを感じずにはいられません。

そんなジェレミーと、ハンター家のみなさんと、今回の件を通して繋がりなおせることは、何かあらためて私たちのそれぞれの中にあるもの、未来につくりだしていくべきことに大切に向き合っていく、始まっていく契機をくれているようにも思えてならないです。

とはいえ、まずはジェレミーとハンター家のみなさまには心身を休ませて頂きたいですし、日常の落ち着きやすらぎを取り戻して頂きたいですし、少しでも私たちもそのなにかの助けになれるなら、と願うばかりです。
なので、今回こうして応援のかたちをとって繋れる機会をつくって頂いたことに本当に感謝したいです。

そして今回の件が、あらたにどういう流れをつくりだそうとも、私たちがみなさんとともにあること、そしてできればそれを支え、支え合いながらともに未来に向かおうとしていることの絆として、何らかのかたちを私も、それぞれみなさんも、寄せ合っていくことができればと思っています。

Haruo Miyagi / 宮城治男
友人


この場所で生まれた学びと繋がりを未来へつなぐために、ジェレミー一家のフレッシュ・スタートを共に支えませんか?あなたの想いが、一家を支え、再び人が集い、変容が生まれる場をつくる力になります。

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