
稲墻 聡一郎さんのストーリー
ジェレミー一家が暮らしていた「ホームズ邸(Holmes House)」は、ただの家ではなく、深い対話と変容が生まれる場でした。多くの人がここで人生の転機を迎え、大切な気づきを分かち合ってきた場所です。
2025年に発生した山火事によって物理的な形は失われましたが、そこで生まれた学びとつながりは今も生き続けています。
そんな「この場所で、大切なことを分かち合った」稲墻さんの言葉をご紹介します。彼らの言葉を通じて、軌跡と新たな未来への一歩を感じていただけたら幸いです。
ジェレミー一家との出会いは、2015〜2017年に私がドラッカー・スクールの経営者向け修士課程(Executive Management Program)に留学した時でした。
40歳を超えて初めて海外に住み留学するという大きなトランジションの中で、「何かが足りない」「これまでと違う生きかた・働きかたが必要。
けどどうすれば良いかわからない」「そもそもリーダーシップやマネジメントって何なのか?」など多くのモヤモヤを抱え留学する中で、ジェレミーが教える The Practice of Self Management や Executive Mindの授業は衝撃的でした。
授業を履修し続け、自分でも実践を続ける中で、「セルフマネジメントやトランジションこそが自分に足りないピースで、この内容を帰国後のライフワークにしたい」と強く感じ、そこからジェレミーとの濃い関係が始まりました。
家が近かったこともあり、毎週のように家に押しかけて居座り、想いを語り、授業や人生に対する質問をし、シェフジェレミーにご飯を作ってもらい、素敵な本棚に並ぶ書籍を読み漁る日々を過ごしながら、後のTransformにつながるビジネスプランを考えて。あの家・あの時間があったからこそ、今のTransformがあるんだと、心から思います。

ジェレミーとともさんが大切に育てていたあの家には、留学中の2年間、そしてその後もLAに遊びに行くたびに泊まらせてもらったり、訪ねたりと、数えきれない思い出があります。

私の1番のリソースは、ジェレミーたちの家の庭にあった丸テーブルに座って、自分に意識を向けたり木々や自然に身を置くことでした。
そこにいくまでに様々な植物が育っていて、庭からジェレミーたちの家を眺めて過ごすことが好きでした。そこでジェレミーと実現したいことをあれこれ語るのが好きでした。今回の大火事でそれら全てが消失してしまったこと、とても悲しいですし、心がいたみます。

そんな大きなトランジションのなかで、ジェレミーもともさんも「Flesh Start!」を軸にして、「なくなってしまったものや見えない未来に意識を向けエネルギーを注ぐのではなく、今や実現したいことに意識を向ける」「率直に、オープンに、必要な支援求める」「ユーモアを忘れない」ことを意図的にやり続けている。本当に素晴らしいと思います。
あの家は私にとっても特別な場所だったし、多くの人の変容のきっかけをつくる稀有な場所でした。彼らの Flesh Start を心から祈りつつ、Transformの共同創業者として、大切な友人として、できる限りのサポートをして未来を共につくっていきたいと思います。
We are in this together.
Soichiro Inagaki / 稲墻 聡一郎
ドラッカー・スクールの生徒→友人でありビジネスパートナー / Transform Co-founder and Partner
この場所で生まれた学びと繋がりを未来へつなぐために、ジェレミー一家のフレッシュ・スタートを共に支えませんか?あなたの想いが、一家を支え、再び人が集い、変容が生まれる場をつくる力になります。
