
三田愛さんのストーリー
ジェレミー一家が暮らしていた「ホームズ邸(Holmes House)」は、ただの家ではなく、深い対話と変容が生まれる場でした。多くの人がここで人生の転機を迎え、大切な気づきを分かち合ってきた場所です。
2025年に発生した山火事によって物理的な形は失われましたが、そこで生まれた学びとつながりは今も生き続けています。
そんな「この場所で、大切なことを分かち合った」三田さんの言葉をご紹介します。彼らの言葉を通じて、軌跡と新たな未来への一歩を感じていただけたら幸いです。
「会社を辞めようか悩んでいる...」私が、Jeremy家に5日間ほどお邪魔した2019年は、人生の岐路のタイミングでした。
コクリ!という、多様な人間同士のコ・クリエーションの研究と社会実験を始めて10年。次のビジョンである地球コクリ!(地球中心・生態系全体のコ・クリエーション研究)が降りてきた私にとって、よりあやしくふわっとした領域に、企業(従業員5万人の大企業の研究職としてコクリ!をやっています)に所属したままだと厳しいと思い、企業を思い切って退職し、独立して地球コクリ!の研究をするか悩んでいました。
人生の岐路にいることを知るJeremyは、私を5日間、音浴セッションはじめ内省が深まる時間を用意。
そして「会社を辞めない方がいい。なぜならポストグレタ(ちょうどグレタさんがニュースになっていた頃)は、企業が変わる。と。
JeremyやTomoちゃんとのダイアログの中で、会社を辞めずに、でもやりたいことを曲げずにできるよう、帰国して会社に勇気を出してプレゼン。結果、思い描いていた研究を、企業の中でする、という今考えても魔法のような結果になりました。
その直後にコロナが直撃。あの時会社を辞めていたら・・と思うとゾッとします。そして、あの時決断した「地球コクリ!」はどんどん花開き、新たな研究を次々行い、コンセプトを具現化した短編アニメ映画は世界中で12の受賞・入選。
並行して、書道や華道などアートと組み合わせた活動もしています。
人生の岐路の時、Jeremy家での時間がなかったら、今のわたしはいない、と心から思っています。
Jeremy家の、都会にありながらも、自然がたっぷりでアートなど造形美に溢れ、聖地のような美しい場所はなかなかないと思います。
Jeremyの愛たっぷりの手料理とジョークと笑いのおもてなしにも、とても心温かくなる場所。

この場所だからこそ、自分の大切なことに出会い、決断への背中押しをしてくれる、プチリトリートのような時間が多くの仲間のあいだに創られていたのだと思います。

JeremyやTomoちゃんなら、今回の火災をただの悲劇で終わらさずに、日本の、そして世界のリーダーにとって、インサイトを与え、その人らしく生きるための「源」のような家を新しく創造するのだろうと思っています。未来、あの火災のおかげで、こんな最高の未来になったね!と笑って話していることを夢見ながら、そのプロセスを祈り、心から応援しています!
三田愛 Ai Sanda
友人
コクリ!プロジェクト創始者、書道家
この場所で生まれた学びと繋がりを未来へつなぐために、ジェレミー一家のフレッシュ・スタートを共に支えませんか?あなたの想いが、一家を支え、再び人が集い、変容が生まれる場をつくる力になります。
