劇団PUNK冬公演 『LAST MOMENT〜勝利はその先に〜』 / 2019.12.6〜7@COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール
東京では雪の予報も出ていた12/7、大阪城すぐ近くにできた新しいホールへ。この日はここで舞台を2公演観劇。推しの美しい姿、演者さんの笑いあり涙ありの2時間を、満足いくまで堪能してきました。
COOL JAPAN PARK OSAKA、森ノ宮駅と大阪城公園駅の間あたりできた新しいホール。3つのホールから成り立っており、今回はそのうちのSSホールにて開催されました。大阪城公園の一角であり、観光客もランナーもたくさん。さらにこの日は大阪城ホールにて『ももいろクリスマス(ももいろクローバーZの年末恒例ライブコンサート)』も開催されるということもあり、午前中の段階から周囲に人が多く集まっていました。
今回の舞台とは
施設で暮らしている子が、たまたま出会った青空プロレスの興行をきっかけに、友人たちとの仲を取り戻し、さらに父との再会を果たすストーリー。その青空プロレスに在籍する個性的なレスラーの日常、葛藤、さらには選手のファンだと近寄るプロモーター、その背後には…
的な。この青空プロレス団体に所属する美人姉妹レスラー役(姉)で、自分の最愛の推し:児島真理奈さん(ex.ミライスカート)が出演していました。この劇団PUNKの主宰でもある“パイセン”こと矢野勝也さんもプロレス団体会長役で板の上へ。あ、入場曲はいつものクレイジーケンバンド(CKB)のタイガー&ドラゴン、今回はフルコーラスを熱唱でした。
演者さん雑感(女性)
推しの話は最後にまとめてたっぷり。
今回孤児役をされた樋口みどりこさん(ex.つぼみ大革命)は、他の舞台でも何度か観させていただいて、その技量は認識済み。今回、内なるものを抱えた難しい年頃の男の子役、しっかりハマってたように感じます。ダンスの練習に打ち込むシーン、ソワレ公演では職員さんの話の後ろでパラパラ(Night of Fire)を踊ってたのが目に焼き付いています。世代なので気がつきますって。そしてパイセンに『長い』『尺が勿体無い』と突っ込む姿、なかなか。
美人姉妹レスラーの妹、アイ役を演じた横堀菜々美さん。前回公演から劇団PUNKに参加しているのですが、とても可愛らしい、そしてわかりやすいスタダ顔。容姿はベビーフェイス風ですが衣装は(姉の影響で?)ヒールっぽい黒、高めのツインテール姿はまるで『○○-METAL』の一員のようでした。
トレーニング中の姉とのやりとり、強気の台詞回しもいい感じ。ますます舞台に溶け込んで、女優へのステップを着々と登っていけそうな注目株です。
もちろん(スタダだけに)ライブステージのシーンでは、ミライスカート楽曲を完璧にこなしていて、諸先輩方のスタダの血は争えないな、と。褒めてます。
演者さん雑感(男性)
男性レスラー陣は芸人さんや役者さん、様々。すぐ関節が外れるレスラー、魅せるための筋肉作りに余念のない(実際戦わない)レスラー、とにかくナルシストなレスラー、必殺技が一発ギャグというレスラー。一番キャラとして抜けてたのはやっぱり筋肉でしょうか。ウィリアムホールディングとウェートトレーニング、さらにソワレではとうとう外国人のような聞きなし。笑えました。
ギャグに関しては関東人なので評価は…。笑
今回も大西さんの軽く狂気に触れた演技。握手の前に手を拭く、というか擦る様子は『あー、いるいる』でした。こういうちょっとオーバーな演技大好きです。あと、大西さんにリアルにコピーじゃないかって思えるほど似ている友人がいるので、他人の気がしません…。ちなみにそいつもなかなかの狂気持ちです。
パイセンはやはりメリハリが強い。
笑わせるところ、シリアスなところ、泣かせにかかるところ。観客を引き込むように波打つトークや演技、さすがだなぁと思って見ていました。
大西さん演じる東出の“兄貴”だったとはねぇ、と。なかなかトリッキーな、繋がりの読めない展開でした。
推しについて語ります
そして今回の主役(ではない)、児島真理奈さん。本業でもあるアイドル活動のさなか、個人の会社関連での忙しさもあり、最初は出演を断っていたとのこと。パイセンの強い後押しによって出演を決めて、やるからには…!と臨んだこの舞台。存在感も役回りも、しっかり重要人物になっていました。
女子レスラー役ということで準備してきた衣装、事前に彼女が言ってた通りのセクシーさ…でも、本人だいぶ『恥ずかしかった(自分で選んだん…)』のか、ハッキリと見えたのは最初の青空プロレス興行シーンのみ。シルバーの太めチョーカー、同じくシルバーのチューブトップ?お腹を出して下は黒のミニ。足回りはかかと高めのロングブーツ、それを黒のロングコートで包むように。ソワレの特典会でその衣装でしたが、けっこう似合ってる感じ。セクシーというか、まぁ大人っぽさだな、という印象。綺麗にまとまってました。
その全体的な雰囲気から、絶対この子ヒールだろって思っていたのですが、実際そうでもなかったのか…な?お姉さんらしさを出すシーンでもふんわり柔らかな口調だったし、まぁ実際アイドルレスラー役でそれはもう強烈に可愛かったのでどっちでもいいか、と。
ハーフタイムショー的なアイドルライブシーン。初日公演(自分は観ていません)では『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』、2日目マチネは『千年少女〜tin ton de schon〜』、ソワレでは『COSMOsSPLASH』と、ミライスカート楽曲を披露。前述の菜々美ちゃんとの息もぴったり!というか菜々美ちゃんがよくここまで合わせて仕上げてきたな、という…さすがスタダ…。パイセンの客いじりもあり、ガチな声援もありで楽しい時間でした。
曲はもう一曲あり、それがビューティ・ペアの『かけめぐる青春』のカバー。歌う姿がとても様になっていました。客席へ降りてきて手を振りつつ、ステージではキッズダンサーがワイワイ。舞台の合間にこういう時間がある、というのも劇団PUNKの特徴…児島真理奈の見せ場、というところでもあるのかな。
まとまらないまとめ
児島真理奈…まりちゃんが出演するようになってから毎回、何度目かな…劇団PUNKの舞台を観させていただいてますが、今回の舞台が『一番時間経つのがあっという間だった』気がしています。公演時間2時間、本当にサーッと過ぎていったような印象。話のリズムや展開がちょうど良かったのかもしれないですね。
終演後には特典会も開催。劇団PUNKからはパイセンも来て、お客さんたちとワイワイ話していました。もちろんミライスカートも物販特典会を開催。集まってくれたファンと楽しい時間を過ごしていました。
毎年夏と冬に大きな公演があるのですが、今回はまだ次回のアナウンスは無し。
本業メインではあるけれど、今後の舞台女優:児島真理奈もずっと観ていたいなって思うだけに…また次もぜひ!
長文お付き合い、ありがとうございました。