JST CREST・さきがけ・ACT-X

科学技術振興機構(JST)戦略研究推進部です。CREST、さきがけ、ACT-I、ACT-Xという研究支援プログラムを運営しています。

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最近の記事

研究成果の社会還元! 若手研究者向け「Science For Society」活動

近年、研究者の皆さんの中にも、研究成果を社会に還元するということに興味を持たれている方がいらっしゃるのではないでしょうか。 JSTがCREST・さきがけに参加している若手研究者へ提供しているScience For Society(SciFoS:サイフォス)という活動は、このような興味を持っている方のほか、以下のようなお悩みを抱える方にもお勧めのプログラムです。 ・社会実装を意識するようにアドバイスを受けたが、まず何から始めれば良いか分からない ・アカデミアとは違った視点か

    • 研究成果を外へ届ける。さきがけ「量子情報処理」領域の研究者インタビュー

      CREST・さきがけ・ACT-Xでは、研究者の所属機関が成果等についてプレス発表する際、社会に発信する意義があるとJSTが判断した場合は、JSTとの共同発表という形をとることによって、文部科学省記者クラブでのプレス発表も行うことができます。 今回は、2019年度にさきがけ「革新的な量子情報処理技術基盤の創出(量子情報処理)」領域に採択されてから、その成果をこまめにプレス発表されてきた大阪市立大学(現在は大学の統合により大阪公立大学)の杉﨑研司先生に、研究者としてのメリットも

      • 総合知最前線 ~さきがけ「パンデミック社会基盤」領域より~ 後編

        2021年度に発足したさきがけ「パンデミックに対してレジリエントな社会・技術基盤の構築(略称:パンデミック社会基盤)」研究領域。 「『総合知』で築くポストコロナ社会の技術基盤」という戦略目標のもとに発足し、去年10月にまずは1回目の公募(注)で12人の研究者が採択され、研究が始まったばかりの領域です。 この領域のテーマとなるのが「総合知」であり、それぞれの研究分野で極める「専門知」に対し、分野横断的な知のあり方を指しています。特に力を入れようとしているのが、人文社会科学分野と

        • 総合知最前線 ~さきがけ「パンデミック社会基盤」領域より~ 前編

          2021年度に発足したさきがけ「パンデミックに対してレジリエントな社会・技術基盤の構築(略称:パンデミック社会基盤)」研究領域。 「『総合知』で築くポストコロナ社会の技術基盤」という戦略目標のもとに発足し、去年10月にまずは1回目の公募(注)で12人の研究者が採択され、研究が始まったばかりの領域です。 この領域のテーマとなるのが「総合知」であり、それぞれの研究分野で極める「専門知」に対し、分野横断的な知のあり方を指しています。特に力を入れようとしているのが、人文社会科学分野と

          ゲームチェンジを起こす研究を!ACT-X「数理・情報のフロンティア」領域の研究者インタビュー

          ACT-Xは、若手研究者を対象としたファンディングプログラムです。事業の初年度である2019年に採択された磯沼大先生に、ご自身の研究やACT-Xで体験されたことなどについて、お話を伺いました。 磯沼大(いそぬま まさる)先生のご略歴 大学院修士課程修了後、コンサルティング企業での社会人経験を経て、大学院博士課程に進学し、現在は東京大学 大学院工学系研究科の特任研究員として活躍されています。ACT-Xの研究領域「数理・情報のフロンティア」の1期生として、自然言語処理による自動

          ゲームチェンジを起こす研究を!ACT-X「数理・情報のフロンティア」領域の研究者インタビュー

          CREST・さきがけ・ACT-Xでのダイバーシティ推進について

          研究者の間でもたびたび話題となっている女性研究者の比率ですが、2021年度募集選考のデータの一部を示しながら、今回はダイバーシティ推進をテーマとしてご紹介します。 応募者・採択者における女性研究者の割合2021年9月末にCREST・さきがけ・ACT-Xの3プログラムにおいて、2021年度の採択者を公表しました。それと同時に応募数等のデータも公開しています(*1)。 それぞれのプログラムでの応募者数は以下の通りでした。 CREST(※):651名(うち、女性は48名) さ

          CREST・さきがけ・ACT-Xでのダイバーシティ推進について

          あらためて、ACT-Xをご紹介します

          「さきがけ」よりも更に若手の研究者向けのファンディングプログラム「ACT-X」をご存じですか。 2019年に発足したACT-Xは、2021年3月に早期終了者(さきがけ採択による)の卒業をむかえ、その後毎年卒業生を輩出しています。 2024年4月時点で8つの研究領域が進行し、運営の形や成果が見えてきたこの事業を、あらためてご紹介します。 ACT-XとはACT-Xは、戦略的創造研究推進事業の中でも、もっとも若手の研究者を発掘して育成することを目指したプログラムです。 いろい

          あらためて、ACT-Xをご紹介します

          CREST「細胞外微粒子」領域の成果インタビュー(渡邉力也先生・西増弘志先生)

          SARS-CoV-2などの核酸を5分以内に検出できる、「SATORI」法の開発の成果が2021年4月19日にCommunications Biology誌に掲載されました(*1&2)。 この論文は、CREST「細胞外微粒子」領域・渡邉チームの渡邉力也先生(理化学研究所開拓研究本部、主任研究員)・西増弘志先生(東京大学先端科学技術研究センター、教授)とお二人のラボメンバー、他に2つの研究グループのメンバーが著者になっています。 渡邉先生と西増先生に、今回発表された成果の経緯

          CREST「細胞外微粒子」領域の成果インタビュー(渡邉力也先生・西増弘志先生)

          CRESTのチーム編成についてよくある質問に答えます

          「CRESTの研究代表者・主たる共同研究者の契約はどのような形式になりますか?」 「再委託は可能ですか?」 というご質問をよくいただくので、この場でお答えしようと思います。 CRESTでは、研究代表者・主たる共同研究者が所属する研究機関とJSTが個別に研究契約を締結します。 そして「再委託」とは、JSTと研究契約を締結した研究機関がさらに別の機関と共同研究契約を結ぶことを指します。この「再委託」は、原則として認めていません。 たとえばCRESTチームとしてJSTと研究

          CRESTのチーム編成についてよくある質問に答えます

          CREST・さきがけ・ACT-Xの応募者の要件

          3月23日、2021年度の既存研究領域の募集を開始しました。 これからしばらく、2021年度の公募の要点について、整理しながらお伝えしていければと思います。 今回は、応募者の要件について取り上げます。募集要項では、CREST、さきがけ、ACT-Xのそれぞれの章(第2章~第4章)に分けて掲載されている内容ですが、応募するプログラム自体を検討したい方もいらっしゃると思うので、すべてのプログラムに共通する事項とそれぞれのプログラム特有の事項を分けて、比較できるように整理しました。

          CREST・さきがけ・ACT-Xの応募者の要件

          JST戦略研究推進部のnoteをはじめます

          はじめまして、科学技術振興機構(JST)戦略研究推進部です。 CREST、さきがけ、ACT-I、ACT-Xという研究支援プログラムを運営しています。 このnoteは、制度や公募についての情報をもっと詳しく説明したり、事業パンフレットやホームページには載せきれていない出来事をお話しする場所にしたいと思っています。 これからよろしくお願いいたします。 戦略的創造研究推進事業について:https://www.jst.go.jp/kisoken/index.html CREST

          JST戦略研究推進部のnoteをはじめます