第6回島田賞
日付変わってしまいましたが、2024年12月12日に第6回島田賞を発表、展開いたしました!
長編小説部門『イグアナの花園』上畠菜緒(集英社)
相変わらず私の好みドンピシャな上畠さん。でもこれ、ただ好きなだけで推してません!
人間関係を築くことの難しさと尊さが描かれていて、そして自分自身を知るためには他者との関わりが不可欠だとも感じました。年齢性別問わずおすすめです。
短編小説部門『魂婚心中』芦沢央(早川書房)
いくつかの作品をピックアップする際は、個人的に刺さったメッセージ性のあるものをメインにしつつ、ただただ面白かったというのを混ぜるのだけど、今回の『魂婚心中』はまさにその枠です。
と、芦沢さんの描く人間の本質が好きすぎるのもあります。
翻訳小説部門『ウェイワードの魔女たち』エミリア・ハート/訳・府川由美恵(集英社)
性別問わず自分の人生を生きることは難しいけれど、それが叶わないのは過去から現在まで、圧倒的に女性の方が多かったのだろう。
魔女の血筋の女性たちは、理不尽な扱いに立ち向かい自分の人生を取り返せるのか。
以上の3作です。
どうぞ、お近くの書店さんでお求めください。