空の眺めを相棒に
部屋の模様替えをして、
仕事机に向かうと、
空の眺めが手に入るようになりました。
関東平野の一月は、雲のない青空が続きます。
昼下がりから夕刻、
空の変化は、ことのほか美しく、
PCに向き合う目を、癒してくれます。
冬、これからは、穏やかな晴天続き。
そして、
風が吹き始めます。
住宅街に、ぽっかり残された広々とした畑。
何も植えられていない休耕のこの時期、
赤みを帯びた肥沃な土が、風に踊り始めます。
日一日と吹く風は、力を増し、
やがて、空っ風の季節が、到来します。
砂塵は、高々と、空に舞い上がり、
冬の青空を、うっすら茶色く染めるほどにもなります。
昔過ごしたケニア北部の乾燥した岩砂漠で、
小さな砂嵐に遭遇することがありました。
しかし、
関東平野の肥沃な畑の土の砂嵐は、
ずいぶん、勝手が違います。
細かな砂の粒子が、風に舞い、
町中を覆い、どこから舞い込むのか、
砂塵が家中に忍び込みます。
PCから目を逸らした先にある、
突き抜けるような今日の青空。
砂嵐の季節に向かって、
どんな表情を見せてくれるのでしょうか。
空の眺めを相棒に、
始まったばかりの新しい年を進んで行こう。
日日是好日でありますように。