記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

『GO HOME 〜警視庁身元不明人相談室〜』を社労士受験生的に考えてみる。

先日最終回を迎えたドラマ『GO HOME 〜警視庁身元不明人相談室〜』について、社労士受験生的に考えてみたいと思います。例のごとく、内容はあまり関係ありません。

ちょうど、並行してAudibleで『朽ちないサクラ』『月花のサクラ』を聞いていたこともあり、またもや公安陰謀説?と思ってしまいましたが、ネタバレになるのでそれは置いておきまして。

と言いつつ若干のネタバレですが、死亡した刑事(被保険者)の戸籍が捏造されていたことが警察関係者で発覚した際、この事実が世の中に明らかになったら、奥さんに支給される遺族年金だって危うい・・・
そんなセリフがあったような気がします。

なんで遺族年金についてピンポイントで言及されたのか、その背景をずっと考えていました。

そもそも、遺族年金の受給を申請する際は、死亡者である被保険者と遺族との関係を明らかにするため、戸籍謄本の提出が必要とされています。
戸籍が偽造されている場合、まずこの戸籍が提出できないことになります。
加えて、国民年金法第111条は「偽りそのほか不正な手段により給付を受けた者」について3年以下の懲役または100万円以下の罰金を定めていますが、同条では「刑法に正条があるときは刑法による」と付記しているため、刑法の詐欺罪が優先され、厳しく罰せられるとのことです。
実際、遺族年金の不正受給事例についてはこちらに解説があります。

また、今回のように、警察官が殉職した場合、遺族には、公務災害補償制度による公的補償や、警察関係厚生団体による各種の措置が受けられる、ということも背景にあるのかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!