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【歩き遍路】傾向と対策 [準備] 『歩き遍路ものしり帖』 これが決定版、おすすめだ
「歩き遍路ものしり帖」
歩き遍路に出発する前に読むべき「決定版ガイド」がこれだ。
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本書は四国遍路を志す方々のために総合的・客観的に情報を集約しました。
歩き遍路用の英文ガイドマップ「Shikoku Japan 88 Route Guide」と対をなすものであり、地図情報以外をまとめたものです。
知識欲旺盛な一人の歩き遍路があっちこっち寄り道もしながら集めた歩き遍路のための予備知識や参考情報、そして少し深い解説で構成されています。
歩き遍路を対象としていますが、それ以外の自動車遍路などでも情報としては全て含まれているので、ご自分に必要な情報のみを参考にしてください。
また「18章 沿道に伝わる遍路関係の伝説・言い伝え」の章では、遍路旅にて見たり聞いたりする事柄にどのような意味や歴史的背景があるのかを知ることでその地域を、ひいては四国遍路をより深く理解でき、遍路旅をより意義深いものにしていただけることを目的として、真念の「四国遍路功徳記(1790)」に習って編集しました。
この本は「Shikoku Japan 88 Route Guide」の著者が、地図以外の情報を日本語にしてまとめたものだ。元が英語版であるため、情報が現代的で、基礎から分かりやすく書いてある。まあ、四国お遍路に関しては、基礎知識は我々日本人も外国人遍路もスタート地点は同じようなものなんだな。
著者は測量技師、地図のエキスパートだ。そのため、ルート選定、区間距離、標高などの図上計測は非常に細かくて正確だ。
測量技師の測定では「歩き遍路道の総距離」は1,142kmである、という。下図がその「遍路プラン」である。この図だけでもこの本を買う価値がある。
この図で一日に歩ける距離、この後に来る山の標高、次の札所、宿の位置などが一目で分かる。下の数字が積算所要日数である。
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歩き遍路が知っておくべき基本的な知識、時期、所要日数、巡拝方法、手段、費用、行程立案、宿泊、装備、作法、戒めなど多岐にわたる情報がしっかりと詰め込まれている。また情報が現代の我々に即しているところも重要だ(遍路ガイドには昭和の頃の概念で書かれたものも多い)。
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参考になったのが16章「仏像の説明」だ。如来だとか菩薩だとか観音だとかややこしくて分からなかったのだが、この説明を読んですっきりした。これも外国人向けに説明することによって分かりやすく整理されたためだと思われる。15章の「豆知識」も大変参考になった。
Shikoku Japan 88 Route Guide
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この本の元となったのが、英語版「四国88ヶ所ルート案内」だ。
サイズがB6でハンディなのと、なによりも地図が同一縮尺で正しく北を向いている点で非常に使いやすい。この地図の日本語版をぜひ出していただきたい。
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『歩き遍路ものしり帖』の英語版である。というか、こちらが先に出来て、外国人に説明するために調べたことが「歩き遍路ものしり帖」の骨格になっている。英語版ガイドの地図以外の情報をまとめたものが「歩き遍路ものしり帖」なのだ。
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遍路途中で出会った外国人遍路はほとんどこの書を持っていた。
サブとしてこの本を使っている日本人もいた。私も次回はこれを使いたい。
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