用語解説【マイクロマウス】 vol.1~マイクロマウスとは~
こんにちは!JSDのWeb管理人です😊
記事をご覧いただきありがとうございます!
弊社のHPで良く読まれている「マイクロマウスの用語解説」をリライトしましたので、ぜひ続きを読んでいってくださいね。
このページを最後まで読んでいただければ、ざっくりと「マイクロマウス」とは何者かが分かるようになるはずです。
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こちらのページは、、、
ジャン!
👑年間の閲覧数、第5位!のページです。
【▶HPの用語解説:マイクロマウス ページはこちら】
かなりのボリュームがありますので、4つの章(ページ)に分けてご紹介していきます。
それでは、いきますよ!
1.マイクロマウスとは
【マイクロマウス】という言葉、あなたは耳にしたことがありますか?
一般的にはあまり聞かない言葉ですよね。
ですが実は、世界一歴史があるロボット競技なんです!
ちょっと固い文章ですよね。
つまり、、、
迷路を自分で解いて
最短ルートを見つける、
とーっても賢いロボット(競技) のこと!!
2.まずは2011年の大会動画を見てみてください(速さに驚きます!)
まずは、目で見てみるのが一番早いです!
こちらの動画をご覧ください。
(※最初の方を飛ばして、[1:24]からご覧いただいた方が面白いですよ)
▼ ▼ ▼
<引用:2011年度優勝マウス動画 @robotfannetall>
いかがでしたか?
予想以上に早くて驚きませんか?
スタートしてから前半は「探索走行」という、迷路の道を確認する走行があります。それが終わってスタート地点に戻った [1:24] からのスピードが驚きです!!
ゴールした後に自分でちゃんとスタート地点に戻ってくるところも、なんだか面白くてかわいいですよね^^
3.マイクロマウスのイメージ図(しくみや構造)
それでは、もう少し掘り下げてみたいと思います。
下の絵は、マウスのしくみや構造を1枚の絵にまとめてみたものです。(書籍を参考にしています)
人間でいう、目や脳を持っているイメージですね。目で確認しながら、頭でどこに行こうか考えて、足で移動する。という感じです。(ごはんはバッテリー)
4.迷路ってどんな感じ?
マウス側が分かったところで、今度は迷路はどのようになっているんでしょうか?
このような感じです!
ゴールまでのルートは、1つではなく複数あるそうです。
迷路のサイズなど詳しくは、「競技ルール」のページで詳しく説明しますので、公開しましたらぜひご覧ください!
*公開するまでの間はHPでご覧いただけます
用語解説 >【2.マイクロマウス競技について】
まとめ ~なぜ40年以上続いているのか~
いかがでしたか?ざっくりと説明しましたが、全く知らなかった方がマイクロマウスについてイメージしてもらうことができれば嬉しいです。
私は2011年度エキスパート優勝動画を初めて見た時、マウスの賢さと速さに感動しましたよ。ちなみにマイクロマウスという言葉も、入社する前・・・面談の時に初めて知りました。
「ロボットで実現しようとすると難しいんだ」
技術の方に、そう教えていただいたことがあります。人間がいとも簡単に自然にやっている行動もロボットだと意識的に考慮しないといけないだとか。それだけ、人間って高度なんですね^^
-- PS --
その走るスピードの速さに魅了されたり、アイデアを実現するためには高い技術力が必要だったりと、マイクロマウスってまさに
「「 ロボットの甲子園 」」
今(2024年)でも続いていて、44回目となる【第44回全日本マイクロマウス大会】は2024年2月17・18日に開催された様子です。
なぜ、そんなに続いているのでしょうか?
産業用ロボットが国内に広まった「普及元年」から、生成AIが一気に普及した今まで44年以上も続いているのでしょうか?
それは、、、
マイクロマウスはベースがシンプルで面白く、高い技術が必要なので「人材育成にピッタリ」なんだそうです。
理由は、、、
ソフト、ハード、メカ、予算管理、スケジュール管理というスキル的側面に加えて、「面白さ」と「情熱」を持って取り組むことができるから。
【組み込みシステムの技術として
個人が全体をシステム設計して、
メカからソフトウェアまで
1人できちんと作ることのできる
ギリギリのサイズ 】
とも言われています。
実際、、、
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何年間も続けている人がたくさんいること
スピードがあり、人間の本能的に面白く魅力があること
マイクロマウスに関わって「やって良かったと思っている人」や「その技術を職業にした人」がいること
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これらが証明するように、きっとこれからも。
組み込みエンジニアの人材育成に
役立っていく存在になるのではないでしょうか?
※この記事は、2018年に執筆したものを加筆修正した記事になります。