用語解説【メカトロニクス】
こんにちは!JSDのWeb管理人です😊
弊社のHPで良く読まれている「メカトロニクスの用語解説」をリライトしましたので、ぜひご覧ください!
こちらのページは、、、
ジャン!
👑年間の閲覧数、第4位!のページです。
【▶HPの用語解説:メカトロニクス ページはこちら】
1. メカトロニクスとは
“メカトロニクス”という言葉、あなたは耳にしたことはありますか?
メカトロニクスとは、“メカニクス(機械技術)”と“エレクトロニクス(電子技術)”を合わせた言葉です。
「機械を電子回路によって制御する」ことを意味します。
言葉の成り立ちは上記のように2分野ですが。
実際には、「機械工学」・「電気工学」・「電子工学」・「情報工学」などの分野を融合することで、より高性能なものづくりを実現する技術、ということのようです!
へぇ!メカトロニクスって何とな~く聞いたことがある言葉だけど、
「メカニクス」と「エレクトロニクス」を合体させた言葉だったんだね!
メカトロニクス技術により、これらが実現するんだそうよ!
より賢く(高精度に)
より信頼性高く
より小型・軽量に
より安価に
うーん、抽象的だからちょっと難しいわね。。。
次からもう少し詳しく解説するから最後まで読んでみてくださいね。
2. どうやって出来た言葉?(背景)
それでは、どのようにして「メカトロニクス」という言葉が出来たのでしょうか?
気になりますよね。
実は、最初にこの用語を作ったのは、株式会社安川電機(創業1915年)さんなんだそうです。
当時の「機械制御」に「電子技術を応用」したのが始まりで、それが世界共通の言葉として広く使われるようになったとのことです。
え!すごい!
日本で作られた言葉で、それが世界中に広まったなんて知らなかったわ!
安川電機さんと言えば、
産業用ロボットで世界シェア「第4位」なんだって!(2019年執筆時)売上ランキングでは、世界第2位✨
※2021年~2022年 参考:https://smart-factory.funaisoken.co.jp/231020-2/#i
日本システムデザインのピッキング装置では、ロボットアームで利用させてもらってるよ。
3. メカトロニクス製品は身近?
3-1 まわりにあふれる、メカトロ製品
それでは “ メカトロニクス製品 ” といえるものは何があるのでしょうか?
具体的に例を挙げてみますと、このようなものがあります。
これらを見てみると、私たちの生活においてとても「身近なもの」なんだなぁ、と感じますよね。
実は「メカトロニクス」の定義は曖昧です。
そのためハッキリとした線引きは難しいのですが、本当に沢山の分野でメカトロ技術がなければ存在しなかったものは沢山あると言えるのです。
3-2 AIやIoTとの融合!高機能の実現
近年は、モノがネットにつながることで情報を活用することができたり(IoT:モノのインターネット)、機械学習によってロボットが自律的に判断できたり(AI:人口知能)、応用が進んでいます。
例えば、少し先の体感温度を予測して快適な室温にしてくれる「高機能なエアコン」をイメージすると分かりやすいですよね。
なるほどねぇ!
他にも身の回りに、メカトロ製品+AIにあたるモノがないか探してみるのも面白いね。
AIやIoTと融合することで、今までは生産ラインなどの自動化「だけ」だったけれど、これからはロボットと一緒に働くという共生(共存)が考えられているわ。
これは、マイクロマウスの発展型である【つくばチャレンジ(茨城県つくば市で開催)】の目的と一致するわね!!
4. メカトロニクスとJSD
4-1 メカトロニクスの目的
では、「メカトロニクス」の目指すところは!?
・
・
・
こちらです!
▼ ▼ ▼
(別々の分野を融合することで)【課題を解決すること】。
実際には、、、
ということになります。
メカトロニクス化により、
人件費の削減
人手不足を補う
など少子高齢化が進む日本での人手不足課題を少しでも軽くするのにも役立ちますよね。
これは、まさに今まで日本システムデザイン(株)がやってきたことと「同じ」です。
“ 計測→制御(→分析)”によって、現場の「問題・困りごと」を解決するという目的が一緒、ということなんですね!
具体的に言いますと、、、
例えば
などです!
4-2 全体で考える大切さ
さて、目的が分かったところで。
メカトロニクスで “ 大切なこと ” って何でしょう?
それは
・
・
・
【全体を理解すること】、なんだそうです!
メカ屋、ソフト屋、エレキ屋などと呼ばれる各分野に特化した専門がありますが、
のような要因を考える場合、
1つの分野を知っているだけでは難しく、全体で考えることが大切なんだそうです。
そしてメカトロニクスエンジニアには、これが求められるそうです。
弊社は、まさにソフト・ハード・メカすべてをまるっとまとめて考えるのが得意!
組み込みシステム(≒メカトロ製品)全体を、俯瞰的に考えることができるから
「コンパクトな基板を実現」できたり
「より良い発想でモノを作る」ことができたり
「効率」があがったり(→ 結果コスト削減につながる)
することができるんですね😊
なるほど!
日本システムデザイン(株)が30年以上携わってきた開発は、まさに「メカトロニクス製品」だったのね!
全体で設計できるから・・・
基板をコンパクトに出来たり、
市販のものをつなぎ合わせて作るより
結果としてコストダウンにつながったり、
実用化出来なったことがオーダーメイドだからこそ実現できたり、
という所がお客様に喜ばれているんだよ!
※この記事は、2019年に執筆したものを加筆修正した記事になります。
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはロボット開発費として使わせていただきます!