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NO上下水道 NO LIFE 土木学会誌2023年12月号特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2023年12月号特集は 「NO上下水道 NO LIFE」。
以下、特集目次をご案内します。

本特集を通じて、上下水道の重要性を再認識していただき、その課題を”自分ごと”として捉えるきっかけとなりましたら。

https://www.jsce.or.jp/journal/thismonth/index.shtml


土木学会誌2023年12月号表紙(表紙写真:山崎エリナ)

2024年4月、日本の上下水道行政が一元化される。人々は上下水道インフラに大きく依存して生活している。これらの重要なシステムは、私たちの日常生活の基盤となっている。きれいな水が手に入らない生活など想像できるだろうか?それにもかかわらず、高齢化社会への人口動態の変化、節水意識の高まり、インフラの老朽化など、さまざまな要因が重なり、困難なシナリオを生み出している。さらに、現在のエネルギー制約も、24時間稼働の施設を必要とする上下水道事業に影を落としている。日本は世界トップクラスの上下水道技術を誇る。17の持続可能な開発目標(SDGs)のひとつに「すべての人が水と衛生を利用できるようにし、持続可能な管理を行う」が掲げられており、日本の国際貢献は急務である。本特集では、上下水道が直面する様々な課題を紹介し、その解決に向けた取り組みを紹介する。

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In April 2024, the water supply and sewer- age systems administrations will be consol- idated in Japan, marking a pivotal moment in the nation's administrative landscape. People heavily depend on water and sewerage  infrastructure for their everyday. These vital systems are the foundation of our dai- ly lives. Can you fathom a life without ac- cess to clean water? Nonetheless, a conflu- ence of factors, including demographic shifts towards an aging population, height- ened awareness of water conservation, and the aging of infrastructure, has engendered a challenging scenario. Furthermore, the current energy limitations also cast a shad- ow over water and sewerage operations, which require around-the-clock operating facilities. Japan boasts world-class water and sewerage technologies. With one of the 17 Sustainable Development Goals (SDGs) aiming to "Ensure availability and sustain- able management of water and sanitation for all," Japan's international contribution becomes imperative. In this special issue, we introduce various challenges confront- ing water and sewerage systems and ex- plore the ongoing endeavors to tackle these problems.

ABSTRACT -JSCE Magazine Vol.108 No.12 December 2023

NO 上下水道 NO LIFE-目次

鼎談|水道行政移管 60年ぶりの機構改革で水道行政はどう変わるのか

鼎談者|名倉 良雄(厚生労働省 健康・生活衛生局 水道課長)/石井 宏幸(国土交通省 水資源・国土保全局 下水道部 下水道事業課長)/筒井 誠二(環境省 水・大気環境局 環境管理課長)
司会|長谷川 由布子(土木学会誌編集委員)/松永 葵(土木学会誌学生編集委員)

座談会|上下水道の未来 私たちは水インフラに支えられた快適な生活を続けられるのか?

座談会メンバー|
聞き手|山本 礼子(土木学会誌編集委員)

担い手不足×AI 流体分野における異常検知AI活用への挑戦-AIパッケージ製品開発の取り組み-

三島 悠希(AnyTech(株)DeepLiquid事業部)

老朽化×AI 水道事業を救う挑戦

岡田 英樹(Fracta(USA) CEO)

エネルギー 下水道事業の可能性-新たな価値を探して-

大下 靖弘(神戸市建設局 下水道部施設課 係長(施設担当))

資源循環 下水道リノベーション-下水処理場を宝を生む施設へ-

山口 賢一(佐賀市 上下水道局 下水プロジェクト推進部 下水道施設課 参事)

IoT活用 高松市・配水コントロールシステムの構築-最適化・効率化を目指して-

中村 加一(香川県広域水道企業団 高松ブロック統括センター 浄水課 主査)

国際展開 世界の上下水道整備に貢献する推進工法

安田 一成(ヤスダエンジニアリング(株)専務取締役 海外事業部 部長)

官民連携 みやぎ型管理運営方式の導入-経営基盤の強化を目指して-

大沼 伸(宮城県 企業局 水道経営課 課長)

国際支援 海外の水インフラにおける北九州市の貢献

北川 啓一(北九州市 上下水道局 広域・海外事業部 海外事業課 海外事業担当課係長)

「NO 上下水道 NO LIFE」から私たちが得たもの


論説・オピニオン

土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2023年12月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
またAI音声による読み上げ配信もstand.fmで配信しています。
こちらもぜひ、ご一読・ご聴取ください。

土木学会誌からのご案内

アンケートへのご協力をお願いします

学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。

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土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。

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土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手頂くことは可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。

発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます

発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。

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入会すれば全ての学会誌が

発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。

土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です

公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。

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公益社団法人土木学会【公式note】
国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/