ドボクのマンガ
土木学会事務局です。
先日、𝕏でこんなポストが流れてきました。
佐賀県県土整備部さんが、建設業の魅力を伝えるためにオリジナル電子コミックを製作されたとのこと。
そこで改めて、ネットで読める「ドボクマンガ」を整理してみました。
意外とあるのか、これしかないのか。みなさん、いくつご存知ですか?
(ちなみにタイトル絵はCanvaのAIアプリで出力したモノです)
(5/29情報追加|JGMAマンガ広報誌・「てくてくっ!秘密リサーチ」)
(10/16情報追加|水防団の神様)
自主製作系
自治体・団体・企業が広報等のために作成されたものです。
終末マチづくり 〜僕らの土木×建設〜
佐賀県県土整備部が製作したオリジナルコミック。特設サイトや15秒CM動画も製作されたり、力はいってます。
公式サイト → https://syumachi.pref.saga.lg.jp/
我らイワケン株式会社
岩手県建設業協会さんが製作した職業紹介マンガ。
第1巻では、地域建設業の方々が日常行っている仕事を描き、第2巻では除雪の現状や課題などを描いて紹介されています。
note担当の中のひとは、第1巻でベテラン従業員の修さんが東日本大震災の対応を振りかえり「震災の時も オレたちが活やくしたと言われたんだ でも・・・本当は活やくなんてしたくなかった」という言葉に含まれた想いに、何度読んでも読み返すたび涙します。
O-WAVE
大阪建設業協会さんでは、2015年からマンガで発信をされています。2020年からの「大阪をまもる建設業」シリーズのほか、建設業での女性活躍を描いた2017年の「世界で一番わたしが輝ける仕事」など、多くの作品が公開されています。
マダム、これが俺たちのメトロだ!インドで地下鉄整備に挑む女性土木技術者の奮闘記
偉人系ではなく、現役の土木技術者個人を描いたマンガです。
インドの地下鉄建設に携わった、女性土木技術者のストーリー。
関西国際空港連絡橋 復旧への軌跡
2018年の台風21号でタンカーの衝突により不通となった関西国際空港連絡橋。孤立した空港利用客の避難、その後の復旧にあたったNEXCO西日本の取り組みがまんがでまとめられています。
「北海道の土木のパイオニアたち」
北海道江別地方を拠点とする地域建設業、草野作工株式会社さんが製作されたマンガです。
JGMA発刊!マンガ広報誌
(一社)日本グラウンドマンホール工業会さんが制作したマンガ広報誌です。マンホーラーが主人公!
水防団の神様
国土交通省北上川下流事務所さんのページに掲載されている「水防団の神様」。洪水や土砂災害での避難のポイントが描かれています。
実際の災害の映像も加えた、動画コンテンツも公開されています。
作画を担当された藤沢チヒロさんのnoteはこちら
商業誌系
商業誌に掲載されたものです。
まほろばの空
土木広報大賞2023 広報ツール・アイテム部門の準優秀賞を受賞した、国咲ゆうさんの作品です。
研究職の傍らでマンガを描かれているという、国咲さんのnoteはこちら
日本宇宙高速道路株式会社
週刊少年マガジン第111回新人漫画賞で入選を受賞した作品です。
ブルーモーメント
2024年4月期に実写ドラマ化した、防災を題材にしているマンガです。
気象研究所や防災科学技術研究所など、実際の機関の名前が登場します。
ブルーモーメントは、荒川上流河川事務所さんとコラボもしています。
てるてる建設
細かく言えばドボクではなく建築のお話ですが、建設会社で働くことになった女の子が成長していくお仕事マンガです。
昼間のパパは光ってる
PRESIDENT NEXTで連載されていた「ダムの日」が単行本化されたものです。
日本ダム協会さんの羽賀先生へのインタビュー記事や、竹中土木さんの社報に掲載されたという対談記事などもあわせて読むと、より深く刺さります。
ダムマンガ
ダム好き女子高生たちが、ダムの魅力やダムの果たす役割、ダムの面白さを伝えるという異色?のマンガです。
こちらも日本ダム協会さんのホームページに掲載されている井上よしひさ先生のロングインタビューは読み応えあり。
てくてくっ!秘密リサーチ
フォロワーさんから教えてもらった、街歩き系というジャンルのマンガ。
そこにあるのに目につかない「土木」を紹介しています。
県民性マンガ うちのトコでは
都道府県を擬人化した「うちのトコでは」。
コミックス1巻に収録された「夢の架け橋」は、本州四国連絡橋建設秘話が描かれています。「土木学会」も登場していたり。
まんがでよくわかるシリーズ
学研キッズネットに掲載されている「まんがでよくわかるシリーズ」にも、土木に関連する事柄をこども向けに解説したマンガが掲載されています。
こども向けと侮るなかれ。
土木ではないけど近い分野で
産総研 研究者漫画シリーズ
2023年の産総研(産業技術総合研究所)一般公開にあわせて製作された「研究者漫画」。土木の分野ではないですが、研究者・技術者の生態が魅力的に紹介されています。必見。
オマケ
土木学会の活動でご協力をいただいた漫画家の先生方をご紹介してみたり。
羽賀翔一先生
「昼間のパパは光ってる」の羽賀先生には、土木の日の新聞広告や土木広報大賞の募集ポスターなどで大変お世話になっています。
羽海野チカ先生
羽海野先生は土木学会誌2022年3月号特集「土木を描く」でお話を伺いました。土木学会会員の方は記事をデジタルアーカイブでご覧頂けます。
ちうね先生
『紡ぐ乙女と大正の月』のちうね先生に、土木学会学生小委員会がインタビューをしています。学生小委員会のインタビュー記事はこちら。
青鹿ユウ先生
青鹿ユウ先生には、土木学会が開催したnoteコンテスト「#暮らしたい未来のまち」で審査員を務めていただき、参考作品を製作いただきました。
その作品はこちら。
なおコンテストの結果はこちら。
ほかに「ドボクマンガ」ご存知でしたら教えて下さい!
「こんな作品がある!」という情報がありましたら、ぜひコメント欄から情報をご提供ください!!
(密かに今年のnote創作大賞で土木を題材にした作品が出てこないか期待していたり)