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能登半島地震から1年─復旧・復興の現状と課題─土木学会誌2025年1月号特集
毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2025年1月号特集は、 「能登半島地震から1年─復旧・復興の現状と課題─」です。
以下、特集目次をご案内します。
土木学会編集委員会は、2年の任期で活動しています。編集委員会による今期の編集方針は「広がる土木のいまを伝える」です。2024・2025年度の新体制による最初の号は、ちょうど一年前、元日に発生した能登半島地震から1年を特集しました。本特集を通して、能登半島に対する継続的な復興支援への想い、来るべき次の災害への対応の気づきが得られましたら。
そして本号からの表紙は、イラストレーターの池谷夏菜子さんにご担当いただきます。各号の記事と合わせ、表紙もぜひお楽しみに。
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能登半島地震から1年 ─復旧・復興の現状と課題─ 目次
住宅倒壊、火災、インフラ崩壊など、さまざまな災害を引き起こした能登半島地震から1年が経過しました。2025年は阪神淡路大震災から30年目にあたることから、本特集では、ライフラインや交通網への影響など、2つの地震に共通する課題を改めて検証します。過去の復興の取り組みを振り返ることで、土木基準や技術の進歩を評価することを目的としています。能登半島地震で大きな被害を受けた地域に焦点を当て、得られた教訓と今後の復興に向けた課題を検討します。
One year has passed since the 2024 Noto Peninsula Earthquake, which caused various disasters, including housing collapse, fires, and infrastructure failures. As 2025 marks 30 years since the Great Hanshin-Awaji Earthquake, this special issue revisits the challenges common to the two earthquakes, such as the impact on lifelines and transportation networks. By looking back at past reconstruction efforts, the aim is to assess the progress of civil engineering standards and technologies. Focusing on the areas that were severely damaged by the Noto Peninsula Earthquake, we will examine the lessons learned and the challenges for future recovery efforts.
想定外の大地震に備える仕組みづくり ─阪神・淡路大震災の経験より─
阪本 真由美(兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 教授)
対談 過去の震災から学ぶ持続可能な復興
対談メンバー|多々納 裕一(京都大学防災研究所 教授)、末 祐介(中央復建コンサルタンツ(株) 未来社会創造センター公民連携まちづくり室 室長)
司会|二宮 順一、竹川 直希、工藤 正智(土木学会誌編集委員)
能登半島地震における道路ネットワーク確保のための取り組み
水野 力斗(国土交通省 北陸地方整備局 金沢河川国道事務所 計画課 課長)
奥能登半孤立化と災害時にこそ機能する交通ネットワークの整備
中山 晶一朗(金沢大学 融合研究域 融合科学系 教授)
能登半島地震における名古屋市上下水道局の水道支援活動
河西 良紀(名古屋市上下水道局 計画部水道計画課 課長補佐)
能登半島地震による液状化に伴う地盤被害から得た教訓
石川 敬祐(東京電機大学 理工学部 理工学科 建築・都市環境学系 准教授)
鉄道の復旧と事業者間連携
杉本 大輔(西日本旅客鉄道(株) 金沢支社)
ドローンが支える被災地支援の未来
向山 卓弥((株)Liberaware スマート保安事業部 ユニットリーダー)
少子高齢化が進む中での被災と復興
小山真紀(岐阜大学高等研究院環境社会共生体研究センター准教授)
編集後記 震災の多様な課題と向き合う
能登半島地震について土木学会では発災直後から調査団を編成し、さまざまな調査活動を実施しています。2024年2月には田中茂義会長(当時)を団長とする特別調査団が、石川県庁で記者会見を行い、災害に対する所見を公表しています。内容については以下note記事をご参照ください。
論説・オピニオン
土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2025年1月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
土木学会誌からのご案内
編集委員を募集します
土木学会誌編集委員会では、若干名の編集委員(社会人・学生)を募集いたします。
活動内容は、土木学会誌編集発刊のための企画や取材およびそれに関わる活動、毎月開催される編集委員会への出席、です。
任期は2025年6月から2027年5月までの2年間となります。
応募締切は2025年2月28日(金)です。
詳細は、以下のフライヤーをご参照ください。
アンケートへのご協力をお願いします
学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。
投稿のご案内
土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。
土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます
土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。
発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます
発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。
土木学会誌関連SNS
土木学会誌関連の情報は、ホームページだけでなく各種SNSでも発信しています。こちらもぜひフォローください。
土木学会からのご案内
入会すれば全ての学会誌が
発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。
土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です
公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。
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