広島市内の選奨土木遺産、土木学会各賞受賞作品など
土木学会事務局です。
今年の土木学会全国大会は、9/11~15の日程で開催します。
このうち、9/13~15が広島での現地開催となり、9/13は広島国際会議場での全体行事ほかを、9/14・15には広島大学東広島キャンパス・広島工業大学五日市キャンパスの二カ所で年次学術講演会を分散開催します。
全国大会の開催に合わせ多くの土木技術者の方が広島の地を訪れることと思いますので、前泊・後泊あるいは期間中の合間で訪れられるよう、広島市内にある選奨土木遺産や土木学会の各賞を受賞した橋梁や事業などをまとめてみました。
初めて広島の地を訪れる方も、久方ぶりに訪れるという方も、全国大会の合間を見て、土木の営みを感じられるこれらの施設や構造物を訪れてみてはいかがでしょう。
ぜひ「自分の言葉で伝える土木」の実践として、noteや𝕏その他のSNSで、#土木学会全国大会2023 のハッシュタグをつけて訪問された感想などを発信ください。
選奨土木遺産
京橋川の雁木群(2007年選奨)
名称:京橋川の雁木群(きょうばしがわのがんぎぐん)
竣工年:明治後期~大正期(推測)
選奨年:2007年
選奨理由:水の都“広島”を象徴するわが国最大の雁木群で、歴史的な水辺空間を演出している。
被爆に耐えた装飾的橋梁—猿猴橋・京橋
名称:被爆に耐えた装飾的橋梁―猿猴橋・京橋
ひばくにたえたそうしょくてききょうりょう―えんこうばし・きょうばし竣工年:猿猴橋 大正15年(1926年)
選奨年:2011年
選奨理由:花崗岩を多用した装飾的な橋梁で、原爆にも耐え、広島の街の復興を見とどけてきた土木遺産であります。
爆撃被害建材の再活用橋梁(本川橋)
名称:爆撃被害建材の再活用橋梁(本川橋)
ばくげきひがいけんざいのさいかつようきょうりょう(ほんかわばし)竣工年:1949(昭和24)年
選奨年:2021年
選奨理由:敗戦直後の資材難の中、爆撃を受けた光海軍工廠の建材を再活用した橋梁で、部材に弾痕や以前のリベット孔が残っている貴重な土木遺産です。
土木学会デザイン賞
鶴見橋(2001年度優秀賞)
太田川大橋(2016年度最優秀賞)
田中賞(作品部門)
「土木学会 田中賞」は昭和41年度(1966年度)より、橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して授与されている学会賞です。
4つの部門があり、そのうち作品部門は、新設あるいは既設の橋梁およびそれに類する構造物で、計画、設計、製作・施工、維持管理、更新、復旧などにおいて特色を有する優れた作品を対象としています。
岩鼻架道橋(1974年度)
宇品大橋(1999年度)
企業者:広島高速道路公社所在地:広島県広島市南区仁保沖町~広島県広島市南区宇品海岸3丁目形式:単弦アーチで補剛された3径間連続鋼床版下箱桁橋長: 550.0m
最大支間長: 270.0m
宇品橋(2000年度)
企業者:広島市所在地:広島県広島市中区南千田西町~広島県広島市南区宇品西2丁目形式:4径間連続鋼床版鋼パイプアーチ橋
橋長: 208.0m
最大支間長: 60.0m
太田川大橋(2014年度)
※既出