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JSCE委員会note

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土木学会の各種委員会が運営している記事をまとめるマガジンです。
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2023年10月の記事一覧

当たり前の価値について考えてみる

教育小委員会副委員長の秋山です。職場への通勤はつくばエクスプレスを利用しているのですが、先日通勤時間帯に運転見合わせに遭遇しました。そこには、寝坊をしなければ、職場に遅刻せずに到着するという当たり前があるのですが、事故により当たり前ではなくなったわけです。そこで、当たり前ということについて考えてみようと思います。 先月、土木学会全国大会が広島で開催され、聴講した空き時間で岩国市にある錦帯橋を訪れました。錦帯橋は、錦川にかかる橋長約200mの5連木造アーチ橋で、1673年(い

シニアに学ぶ『退職後の輝き方』第12回 井出宏氏『技術者の定年年齢は自分で決めるもの』

この記事は、2012年~2017年にかけて当委員会で連載されたインタビュー企画である「シニアに学ぶ『退職後の輝き方』」を再掲載するものです。インタビュー対象者のご所属等については、掲載当時の肩書のままになっていますので、ご留意ください。 1964年(株)建設技術研究所入社、橋梁設計、環境アセスメントに従事した後、環境・都市部長、管理本部長、取締役副社長を歴任。社外活動としては建設コンサルタンツ協会企画委員会委員長、日本廃棄物コンサルタント協会会長などを歴任 。 インタビュー

土木技術者に贈る、お役立ちリンク集!vol.45

土木技術者のみなさん、こんにちは! 教育小委員会の和田です。 10月に入っても上着無しで過ごせる日が多く、衣替えのタイミングを逃していましたが、秋晴れの高い空と、朝晩の冷えこみを実感するようになりました。 ただ、今年は野菜の値段が高騰している中、秋らしい食材を堪能する「秋」に辿り着いていない状況です。とはいえ、最近増えた飲み会と、食欲の秋のおかげで、体重が増加傾向ですが。 ということで、今回は「勉強の秋」におすすめのリンク「過去問ドットコム」をご紹介します! 当サイトの

現役時代×退職後 第11回 ■人との「つながり」を考える

 私は、土木技術者としての経験が20年を超え、ミドルの年齢階層に入ったところである。建設工事のプロジェクトに従事し、設計・工事発注・工事監理など、火力発電所更新工事や首都圏の鉄道新設プロジェクトに携わり、現在に至る。「成熟したシビルエンジニア活性化小委員会」の委員となり、約2年が経過した。今まで、自分自身の定年退職後を意識したことはあまり無かったが、シニア技術者のアドバイスや意見から「定年退職後に何がしたいのか」を考えるきっかけになっている。本小委員会は、バックグラウンドの異

第3回 土木学会全国大会 第78回年次学術講演会で発表しました!【2022年度シビルエンジニアの定年退職後の活動に関する意向・実態調査結果】

皆様こんにちは。 今回は、土木学会全国大会での発表について、ご紹介します! 土木学会全国大会で発表しました! 9月11日~9月15日の期間、広島において令和5年度 土木学会全国大会第78回年次学術講演会が開催され、本小委員会では、「2022年度シビルエンジニアの定年退職後の活動に関する意向・実態調査」の速報を発表しました。発表概要は、下記のとおりです。  大会2日目の最後のセッションでしたが、数十名の方に聴講していただきました。また、会場からは、有益なご意見をいただくこ

トラス橋 模型づくり@「いきいき」活動

シビル・ジャーニー in CVV第2弾は,CVVの主な取り組みの一つである【支援活動(学童支援)】をご紹介する. CVV×いきいき活動 -橋の模型づくりまでの道のり-  CVVは,小学生に土木の楽しさ・素晴らしさを知ってもらおうと,大阪市立小学校の「いきいき」活動室(児童いきいき放課後事業)でトラス橋の模型づくりを行っている.この取組は2019年に取り組みが決定し,「いきいき」活動室への訪問について大阪教育文化振興財団(大阪教育文化振興財団は「いきいき」活動の管理運営を行