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プロポーズは豚2頭!驚きのフィリピン人の口説き術

「フィリピンで、日本人女性ってモテるでしょー?」
と聞かれる事がありますが、結論から言うと
「はい、モテます」

「モテる」という基準をどこにするのかによるけど、声をかけてきたり、名前を聞いてきたり、恋人の有無を確認したり、告白われたり(笑)という場面は、日本で生活している時の比ではありません。
彼らにとっては挨拶程度のものなので、タクシー乗ったら大概告白までいきます(付き合ってよ〜ってやつ)

モテるの定義は様々ですが、一応私の人生基準からすると、モテました

最初は「少し面倒くさいけど、フィリピンの文化だから付き合うか」と、会話を楽しんでましたが、少し経つと私は、”日本で私を愛するフィアンセが待っている♡”というスタンスで生きる事にしました。
そのように変えたきっかけが、豚でのプロポーズ作戦!だったのでお話しします。

バイクを持っていなかった私は、スーパーに行くなど外出する時は基本バイタク(バイクタクシー、ビサヤ語ではハバルハバル)です。
いつも通り、家の前でバイクを捕まえて片道10分程のスーパーへ。
いつもの会話が始まります。

比:フィリピン人ドライバー 私:筆者

比「こんにちは、元気?名前は?」
私「うん、元気だよ、名前は○○」
比「日本人に見えるけど、ビサヤ語喋れるの?」
私「うん、日本人。ビサヤ語は少しだけね。」
比「彼氏は?」
私「いないよ」
比「フィリピン人好き?フィリピン人優しくて明るくていいよ!」
私「(笑ってごまかす)」
比「僕と結婚しない???
私「?????????????????????????」
比「(ドヤ顔で)俺、豚2頭飼ってるんだ。結婚してさ、一匹丸焼きにして一緒に食べようよ!
私「??????????????????????????」
比「ね?決まりだろ?」
私「いや、ごめん。私日本に帰るから。。。」

その後もしばらく「結婚して!」「ごめん!」「お願い!」「ごめん!」という攻防戦が続いたのですが、スーパーに着いたので華麗にさよならしました。フィリピン人の必殺技「彼女になってくれればお代はいらない」と言われましたが、フィリピン人に借りを作るのは避けたいので、しっかり払いました。

時間にしたら、ほんの10分程の出来事です(笑)

豚2匹????と一瞬私も戸惑いましたが、考えてみればフィリピン人にとってのステータスは家畜だったりするのです。

”高い車を持ってる””広い家を持ってる”のと同じようなスタンスで、彼らは「家畜を何頭飼ってる!!」と言います。

私が住んでいたのはフィリピンの片田舎だった為、確かに豚を2頭も飼っていたのはすごい事かもしれませんが、私も一応日本人的感覚を持っていたので、、、「えーーーーー豚2頭も飼ってるの!?!?♡素敵!!!!!」と心が揺らぐ事はなく、丁重にお断りしました。

そもそも、彼が誰かのかどういう人間なのかも分からず、初めて会った人と仮にノリであっても婚約してしまうなんて危険すぎる。(当たり前)

流石に会って10分以内にプロポーズされたのはこの1回だけでしたが、再度起こる事を避ける為に、フィアンセを作って過ごす事にしました。

彼には決して悪気はないと思うのですが、、、私の価値観とは違い過ぎたというお話です。


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