「フィリピンでは、英語が話せれば大丈夫!」という幻想
これから(将来的に)フィリピンへ働きに、生活しに行く人で、フィリピンは英語を話せれば大丈夫と思っている人、必見です。
そもそも、私がフィリピンを行き先に決めたのは、「どうしてもフィリピンが良い」とか「フィリピンが好きだから」なんていう拘りがあったわけではなく、「誘われた先がフィリピンだったから」という理由。
なんとも、、、。何か熱いストーリーがあればよかったのですが、事実としてはそんなもんです。
ただ、「フィリピンでもいいかな!」と思った理由は幾つかあって
・食べ物が辛くない(辛いのが食べれない私には超重要)
・日本からそんなに遠くない
・日本との時差が少ない
・公用語が英語
この辺りは私にとって大切な項目でした。
「フィリピンで生活して大変でしょ〜」とよく聞かれるのですが、確かに大変な事はたっっっくさんあります。予想以上に大変な事は、本当にたくさんありました。しかし、項目としては「予想していた項目」での「予想以上の大変さ」だったので、ある意味私の中では想定内でした。
しかし、唯一、大きく外れたのが言葉!!!!!!!!
え???????フィリピンって公用語英語だよね???????
英語話せればいんじゃないの?????????
事実、、、、私の住んでしたセブ島の片田舎では、英語をしっかり話せる人はほぼいない、、、従業員の口から出てきた言葉は”ビサヤ語”とかいう聞いた事ない言葉でした。
英語でつまずく人が多いように、言語を学ぶってほんとめんどくさくて大変。いっぱい覚えなきゃいけない事あるし、私はなんなら新言語の学習をしたくなかったから「フィリピンでもいいかな」と思ったのにいいいいいい。これは想定外。
仕事初日の朝から、丁寧な英語で話しかけても、フィリピン人からは全てビサヤ語で返ってきます。いや、一言も知らんし!!!!と思いながらも、仕方なくビサヤ語を学ぶ決心をしたのでした・・・。
フィリピンは島国なので、100を超える言語があります。しかもやっかいな事に、その言語というのは「方言」というレベルではなく、「全く別の言語」です。なので、ビサヤ語を話せるからと言って、首都マニラに行っても通用しません。ぐぬぬ。
もちろん、公式ではフィリピンの公用語は英語です。都会の人は流暢な英語、田舎でも片言であれば英語を話せる人はいます。
しかし、旅行であればまだしも、駐在で数年住むとか、リタイア後に生活する、という場合は、現地語が少しは話せないと不便です。英語で貫く事もできますが、やはり現地に馴染み現地人と触れ合っていく為には現地語は必須です。
首都マニラ周辺で使われているタガログ語であれば、日本でも多少学ぶ事は出来るかもしれませんが、ほとんどのフィリピンの言語はとてもマイナーで日本で学ぶ事は難しいと思っています。
なので、「事前学習をした方がいい!」というよりは、「フィリピンで現地語も必要なんだな」という知識を持って、渡比することで、渡比前とのギャップを少しでも埋められると思いますよ( ^ ^ )/
追記ですが、偉そうに言ってますが、私のビサヤ語レベルは”日常会話程度”(ー ー;)、、、、、。難しい話になると分からないので、そんな時は英語とミッスクの”ビサヤ英語”で基本的には会話をしています。