そんなんならやらなきゃいいんだが、、、。
チューリップが終わりに近づくと、庭が急に寂しくなる。
だから花を植えたくなるんじゃが、最近は近場のホームセンターにしか行けない。
コロナのせいばかりでもなく、行く手段がない。
チャリで行くのはいいが、ジジイらも連れて行くとなると、チャリで行くわけにもいかないし、だからいっそのこと、ジジイらは留守番しとけ❗ってなって、
サブのためにせっせと野菜の苗を買いあさり、自分の心を癒やすために花の苗も買う。
もう前と後ろのカゴはそれでいっぱいになる。
で、買ってきたから植えなさい~ってなふうにもならない。
結局背骨にガン細胞があるサブはあまり腰に負担になるような体制はさせられないから、結局オレが買ってきた野菜の苗を植えるハメになる
サブは窓際から魔法の杖で指図しやがる。
「そっちにあれを植えろ」
「あれはここに植えろ」
意見が合わずにまたケンカになる。
で、ハニワも手袋はいて、外に出てくるが、ボサラーっとしてなにをしていいかわからずただボーっと突っ立ってる。
それを見るとまたイライラしてしまって
「オトウ、黙って見てねぇで、土の袋の口開けろや❗😡」
となる。
ハニワ黙ってハサミで土の袋を切ろうとするが、ハサミを使いこなせないで
「キレねぇキレねぇ」ってモタクタやってる。
「あー❗😡もう❗❗❗貸せや❗❗」
結局オレが袋を切る。普通にサァーッと切れますがな。
最近腰痛があるハニワはヘルニアと脊柱管狭窄症であることが判明し、土の袋を持ち上げることもできない。
結局オレが重い袋を持ち上げ、土を鉢に入れる。
「オトウ、キュウリこれに植えろや」
ハニワ、黙ってキュウリの苗を土に植える。
オレが4つ植えてる間にハニワはやっと1つ。
パーキンソン病だから動作が遅いのはわかっている。
わかっているけど、イライラしてしまう。
ハニワが1つ植えたキュウリの苗はぐねぐねしていて、すぐに倒れてしまうから、あとでぎゅっと土を押し付けて手直し。
なーんにもできねぇんだな~
ほんとに情けなくなるし腹も立つし、どいつもコイツもシケタ野郎ばっかりだ❗❗❗❗❗ってなって気が滅入る。
結局、その日はトマト6株、
キュウリ5株、ピーマン2株、ナス2株をオレがぜーんぶ植えた。
ハニワが植えたのはキュウリ1本だけ。
土の袋、苗の入っていた黒いビニールのやつ、そんなもんを片付けて❗😡とハニワに指示。
黙ってハニワ、ビニールや苗のカップをひろって袋にぶち込む。
が、、、遅い。
早くしろや!
結局もぎ取ってくちを縛ってやる。
「これ、プラゴミだからプラごみの日に捨てて❗」
とハニワに渡す。
ハニワ「どこに置いておく?」
・・・・・・
「物置に入れとけ❗❗❗❗😡😡😡😡😡・・・・ったくよ😡😡」
苗を植える事はもっと昔は楽しんでいたはずなのに、だんだんと負担になるようになってきた。
オレはもともと心を癒やすために花を植えていた。
ハニワが定年になった年に、野菜を植えたいといったハニワに表側の小さな畑をくれてやった。
自由にいろんなもん植えたらいいよと言いながらもふたりで苗を選んでふたりで植えた。
それが今は、、、ほぼすべてオレが苗を選び、オレが植えてる。
それに気づき始めた数年前あたりから、野菜植えつけは楽しみでもあるような、億劫でもあるような複雑な気分になってきた。
自分ばかりが忙しい。
なんにもやらないハニワ。
やっても間違えるサブ。
病院お供。
自分の病院はひとり。
億劫ならやらなきゃいいのに、やらないのも淋しい。
なんか情けねぇ夜。気分が上がらない夜です。
BARでも行ってくっかぁ🌟🌟
それでも植えた花。