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360. 背負い人 小林由依 2023秋 ~7年越しのセンター~
2023年10月16日
櫻坂46 7thシングル「承認欲求」のカップリング曲「隙間風よ」のMVが公開された。
最初に目に入ったのは櫻坂1期生小林由依の表情だった。
センターの顔であった。
2022年の2月に「背負い人 小林由依」というシリーズを書いた。
有難いことに自分のnote史上二番目に読んでくれている方が多い様子だ。
あれから1年半経ったが未だに小林由依ブームは終わらない。
欅・櫻のストーリーにハマり、未だそのストーリーを研究したくなる自分にとって小林由依という存在は本当に本当に重要人物なのである。
「小林由依のアイドル人生を振り返ると欅坂46・櫻坂46が見えてくる」
以前のシリーズに書いたように、欅時代から一番客観視してグループを見ることが出来ていたのが小林だったのではと個人的に思う。
今では、櫻坂にとってなくてはならない存在。大黒柱。櫻と言えば小林。
当たり前のようにファンの間では常識になっているが、かつて今とはまったく違う状況があった。
ファンもメンバーの大半も当たり前に感じていた欅の方程式に真っ向から挑もうとした存在であった。
もちろん欅の方程式に対してこれでもかというリスペクトがあるうえでだ。
その勝負はグループの未来を考えるうえでも非常に意味のある勝負であったが、残念ながら当時の取り巻く環境では弾かれることが多かった。
いまでは考えられないようなファンからの非難が事実あった。
きっとこの時の経験は一つの傷として残っているのだと思う。
昨晩発せられたトークアプリの内容ではそれがとても感じられた。
その後小林は常にセンターの影にいてどんな非常事態にも臨機応変に対応するスーパー人間になっていった。
ライブでは至る所でセンター代行を経験し、方程式が崩れた後も、名前が変わるときも、新たにスタートするときも、常に「背負い人」としてグループの大黒柱だった。
しかし、欅坂がデビューした2016年から約7年。
一度も正式なセンターとして担う楽曲は無かった。
2023年10月16日
MVが公開された「隙間風よ」
まさに小林由依が経験してきた7年間の心情が歌詞やダンス、演出によって表現されているように感じた。
まさに歴史的瞬間。
7年間の壮大な伏線回収。
MVと共に過去の出来事、インタビュー、「嘘と真実」での言葉・・・
そういったものが脳裏にたくさん蘇った。
また一つ。新しいメリバが生まれて良かったと思う。
もちろん現在進行形として櫻坂に注目しているのはもちろんなのだが、個人的には並行して今でも欅って何だったんだろうか?という疑問が常に頭にある。
櫻坂が櫻坂として、小林由依が小林由依として新たな歴史を作ってくれたおかげで
また一つ欅坂は動いたと思う。
目に見える形として無くなったとしても、欅坂は死んでいない。
未だに根っこで形を変えて成長していっている。
そう小林由依の初センターの姿をを見て強く再確認した。