
411. 櫻坂46 UDAGAWA「流れをぶった斬る!」
「クールでシリアスでカッコいい=櫻坂46」
ではなく
「新しいことをやるからカッコいい=櫻坂46」
であってほしい。
櫻坂の本質は
「新しいことやり続ける」
それが櫻坂の面白さであり続けてほしいと思い続けています。
①11th表題曲「UDAGAWA GENERATION」MV公開!
11thシングル「UDAGAWA GENERATION」のMVが公開されました。
曲を聴いた段階では正直ぐさっとまで刺さる印象ではありませんでした。
ですがMVになった瞬間に視覚情報から来る新しいUDAGAWA GENERATIONのイメージがやってきました。
開始早々ぱっと見で分かるTAKAHIROイズム全開の振り付け。
体全身を使うダンス。しかもそれを複数人で揃えるという。
曲調の明るさが広がっていくにつれてなんだかここ最近の表題曲MVとは違うぞ...笑という感想になっていきました。
後半の奇抜なピエロのメイク、衣装。
だ、誰やこれは...??と初見では全く分からないほどの変貌を遂げるメンバー達。
藤吉&山﨑のインパクトが強烈に残りました。
②賛否両論だったらしいけど
MVが公開されて時間が経つにつれて賛否両論という言葉が広まり意見が割れたようでした。
個人的には
「やっと流れをぶった斬るMVが来てくれた!!!」
という印象を持ち少し興奮しました。
私は以前からずっとnoteでも書いていたのですが、櫻坂46の最大の強みは「ギャップ」だと思っています。
バラエティで笑いに振り切ってくれる櫻坂
×
ライブで激しいパフォーマンスに振り切ってくれる櫻坂
さらに楽曲で言えば
シリアスでクールな攻撃型スタイルの櫻坂
×
柔らかさ、可憐さ、コミカルさなど柔和型、変化型の櫻坂
このギャップの強さが櫻坂の土台であり強み。
この先も格差を広げ続けて欲しいと願っているところです。
③6th「Start over!」から続いていた攻撃型楽曲
6thシングル「Start over!」以降細かなスタイルの違いはあるにしても攻撃型楽曲が続いていました。
攻撃型のシリアスでクールな楽曲は個人的に大好きなのですが続きすぎてはもったいない。櫻坂の最大の強み「ギャップ」が弱まっている...と感じていました。
櫻坂の攻撃型楽曲は強い。
でも多用してしまったら一曲の威力が弱まるのでは...
そのモヤモヤが個人的に1年半程続いていたので今回のMVを見た時
「やっと流れをぶった斬ってくれた!!」
と興奮しました。
④そもそも櫻坂の黎明期
櫻坂ってどんなグループなの?
未確定なまま櫻坂はスタートしましたが最初の年から新しい姿は垣間見えていきました。
1stシングル収録曲「なぜ 恋をしてこなかったんだろう?」
2ndシングル収録曲「思ったよりも寂しくない」
3rdシングル表題曲「流れ弾」
・・・など
時に笑顔が溢れ、時に弾けるようなカッコよさ。
欅時代はガチガチに世界観が固まり窮屈な世界を内へ内へ突き詰めていく印象。
だけど櫻坂は
シリアスでクールなカッコよさを継承しつつも欅時代よりもっと自由にもっと広く。
そして「アイドルっぽくない」という欅時代のイメージを良い意味で成長させガチガチの縛りを緩ませながら新たな世界観を目指していく。
櫻坂46って「(ジャンル問わず)新しいことをやるカッコいいグループ!」
これってもう既に2021年から当たり前のように櫻坂には根付いていた姿だと思うんですよね。
「Start over!」以降シリアスでクールな表題曲が連発していたからこそ知らない間に
「アイドルっぽくないことをする=シリアスでクールでカッコいい=櫻坂46」
となんだかすり替わってしまっている感覚があったのですがそもそもこの方程式は違う。
「アイドルっぽくないことをする=(ジャンル問わず)新しいことをやるからカッコいい=櫻坂46」
このスタイルは櫻坂初期から何も変わっていないし何も新しくない。
ずっと変わらず繰り返し意識し続けている事。
ある意味今回の楽曲でその大事な櫻坂の本質を再確認させてくれているようで私はとても嬉しいタイミングだと感じています。
「あれ???何急に皆さんたじろいでるんですか???」
「櫻坂は今も昔もこのスタイルですよ???」
まるで視野の狭い人たちを振り落としbuddiesを選別してるような「UDAGAWA GENERATION」のMV。
ただただ面白い櫻坂46。チーム櫻坂。
どこかこのままではマンネリが加速する・・・と思っていた節があったので個人的には少し安心しました。
こうじゃなきゃいけない、から逸脱し続ける坂道シリーズの異端児であり続けて欲しい。
櫻坂の面白さ、本質を久々に深く味わえるMVとなりました。
個人的に
5th「桜月」
⇓
6th「Start over!」
⇓
7th「UDAGAWA GENERATION」
という流れも見て見たかったな・・・と笑