378. (7/9)欅坂46とは一体何だったのか?2024 ~5年間で吹き荒れた最大瞬間風速~
・・・続き
※欅坂46について個人的に今まで感じてきたことを記していきます。あくまで個人が勝手に思っていることというのを強調しておきます。人それぞれ感じ方、楽しみ方が違う。それらを重々承知したうえで書いていきます。
・・・とまあ最初にこう注意事項を書いておかないと危ない。と思うのもこの数年間欅坂46を堀りに掘り下げてきたからか分かってきたものかもしれません。
⑨漢字とひらがなの関係性
欅坂というグループの歴史においてけやき坂(ひらがなけやき)との関係というのは非常に重要だ。
それぞれ現在では櫻坂と日向坂になり独立した存在となった。
時間が経ち「漢字さん」「ひらがなちゃん」とお互いを言い合っていた関係性を知らない人も増えてきた。
2015年8月に漢字欅(欅坂46)が誕生。
2015年11月に遅れて長濱ねるが参加し一人ひらがなけやき(けやき坂46)を結成。
2016年5月に追加メンバー(今の日向坂一期生)がひらがなけやきに加入。
2017年夏のひらがなけやきと漢字欅、幻の合同選抜構想。
(一度日向坂のW佐々木がTOKYO SPEAKEASYで触れていたのでかなり信ぴょう性高い)
そして2018年の1月、2月に行われた武道館3days。3日間全てひらがなけやきに振替。
一つの欅の中に二つ存在したグループ。
仲間というのか、それともライバルというのか?
単なる先輩と後輩の関係なのか?
この先1つのグループとなるのか、それぞれ別ものになるのか?
一緒くたのユニットが披露される時もあったが結局それも一時的な関係性。
お互いがそれぞれの立場で不安を感じながら進んでいき、気が付くとそれぞれ違うグループの色が構築されていくのだった。
しかし、グループの雰囲気の違いがあろうが「ひらがなちゃん」の「漢字さん」に対する先輩の敬い、リスペクトは変わらなかった。
2019年ひらがなけやきは欅から離れ日向坂として独立するも未だそのリスペクトは変わっていない。
今でも櫻坂のライブ鑑賞をする度にブログで触れている事実があるのだ。
そして「漢字さん」にとっても「ひらがなちゃん」の存在は大きかった。
特にグループが不安定になり振替となった2018年の武道館3days。
「漢字さん」が苦手な会場の盛り上げを思いっきり見せつけたのが「ひらがなちゃん」だった。
「漢字」になくて「ひらがな」にあるもの。
それをまさに「漢字さん」はこのライブでたくさん感じたのであろう。
キャリアが長い短いで片づけるのではなく、お互いの良い部分を見つけてそこを参考にしてみる。
「漢字さん」から「ひらがなちゃん」へのリスペクトもまたこういった経験で増えていったのだと思う。
欅坂46も2020年に櫻坂46へ改名。
お互い「欅・けやき」から離れることとなった。
2021年、2022年と「W-KEYAKIFES」が開催され、櫻坂と日向坂が公式の場で交わることもあったが2023年以降そのライブもいったん解体されることとなった。
2023年以降、櫻と日向が表で交わる機会はかなり減ってしまった。
私は何度も思うが「欅・けやき」のストーリーが好きで未だに追っかけている。
とてつもない量の人間と思春期に対峙し、色んな感情に苛まれた経験をかつてした中で、時間が経ってそれぞれの場が明確になったからこそ私は今「櫻」×「日向」を見たいと思う。
姉と妹というより双子に近い関係だと感じている。
時間が経ったからこそ、視野が広がり落ち着いたからこそ面白い化学反応が起きるだろうと考える。
だからときたまラジオで共演してくれるのが本当に楽しみで仕方がない。
後輩が増えるにつれて日向坂のメンバーのほうが先輩になり、いざ共演すると不思議な緊張感になっていたりするのが本当に面白い。
それぞれがそれぞれの場で活躍すればそれで良い。
という話もよく目にするが個人的にはもったいないな・・・と思ってしまう。
あれだけの凄まじいストーリーがあった上での共演なんだから面白くならないはずがないと思う。
そして何より外野がどれだけ盛り上げようが、各メンバーはの関係性は素晴らしく良いのである。
本人同士がめちゃくちゃ良好な関係なのになんで外側では言い合いしてんのかな・・・なんだろうこの空間???
と不毛に感じることが本当に多い。
もちろん様々な見方で楽しんでいる人がいるのは重々承知なのだが、あえて制限を掛けてしまうのは本当にもったいないなと感じる。
まだまだ溢れる面白さがあるのにな・・・と。
これからもこの共演は増えて欲しいし、意外な関係性なんかもどんどん出てきてほしいと願う。
続く・・・