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145. 背負い人 小林由依③
①ゆいちゃんずの共鳴
2017年12月
欅坂46は年末の歌番組ラッシュ。
5thシングル「風に吹かれても」のパフォーマンスが繰り返し披露された。
年の瀬の12月22日
雑誌BRODY 2018年2月号が発売された。
https://www.brodymag.com/posts/3621391/
おそらく11月下旬~12月上旬ぐらいにインタビューを受けたのであろう記事には、「ゆいちゃんず」から見た当時リアルタイムの「欅坂46」を映していた。
小林
2017夏のライブが不安定になり、メンバーはどうしなくてはいけないかが分かっている。だけどそれを行動に移せていない。
今泉
「サイレントマジョリティー」の時のように初心に帰ることが大事だと思う。
小林
最初はみんな全部受け入れていたが時が経つにつれそれがカッコ悪いみたいになり、今はカッコいいアイドルになるという雰囲気になった。でも、やっぱり・・・
インタビュアーもいない二人だけの空間で話された内容はまさにこの先の欅坂にとって根幹となる話だった。
センターは絶対平手である。
という呪縛から離れない限りこの先欅坂46は良い方向へ行かない。
「ゆいちゃんず」が共鳴した強い意志だった。
②夢を見ることは 時には孤独にもなる
「サイレントマジョリティー」以降常にセンターを担っていた平手。
しかしメンタル面でのバランスが難しくなったことで、グループの安定感が崩れてきてしまった時期だった。
だがグループの外側では、平手はいて当たり前。
平手のいない欅坂46は価値はない。
それぐらい頑丈な「欅坂46=平手友梨奈」の図式があった。
大多数のメンバーも平手のいない欅坂は欅坂ではないと強く考えていた。
だからこそその逆の意見を発するというのは炎上の的になるということ。
それを受け止めてまで欅坂のこれからを進もうとした「ゆいちゃんず」の覚悟が、このインタビュー記事に表れていたのであった。
意見の橋渡し役になっていたキャプテン菅井や齋藤も行動しなくてはいけないということは理解はしていたのかもしれない。
しかしこの時点ではまだグループの方向を1つにまとめることが出来なかった。
そして
それぞれの主張が飛び交う中、2017年12月31日を迎えることになる。
続く・・・