365. 櫻坂46「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」inZOZOマリンスタジアム 個人的まとめ
2023年11月25日、26日
ZOZOマリンスタジアムにて
「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」が開催されました。
個人的に感じたことを記そうかと思います。
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①1日目
・土生瑞穂卒業セレモニー
初日は土生瑞穂の卒業セレモニーがありました。
欅坂時代の楽曲
「302号室」「少女には戻れない」「僕たちの戦争」
特に「302号室」と「少女には戻れない」
は櫻坂改名以降初の披露でした。
映像でしか見たことがなかった楽曲が披露され
自分の知らない5,6年前の歴史がスーッと入ってくるような感覚でした。
・アリーナ席で感じたメンバーの視界
今回は運よくアリーナ席から観ることが出来て
そこから見えるメンバーのパフォーマンス、またグラウンドを囲むスタンド席のペンライトを見て感じたことがありました。
「一体アイドルを取り巻く環境、心理状況ってどんなんだろうか?」
「アイドルから見えるファンや外の世界ってどんな景色なのだろうか?」
不思議なもので
現地のその場で、テレビや映像を通してではなく肉眼で見ると、人間らしく見えます。良い意味で普通の人間に見えます。
アリーナ席に入れたおかげでメンバーが見る景色に近い状況で、ライブ会場の世界を味わうことができたと感じました。
・「静寂の暴力」の凄まじい演出
その他で一番記憶に残っているのは「静寂の暴力」の演出です。
1つ前の楽曲が「BAN」で激しく盛り上がったのにも関わらず急に静かになった会場。
三期生山下がセンターの花道をメインステージまでゆっくり歩きます。
この時間は見ているファンも静かになり、歩く山下に皆が息をのんでいました。
とてもとても長く感じたのを憶えています。
いっきに空気が「動」から「静」にガラッと変わり、山下がメインステージに到達して、「静寂の暴力」のイントロが始まりました。
私はライブという盛り上がるためにある場所であえてシーンとさせてしまう演出に震えました。
しかもその中心にいるのはまだ加入して1年も経っていない三期生。
ただただ感じるままに受け取った「静寂の暴力」でした。
②2日目
・過去最大級の興奮「Start over!」
遠藤光莉の復帰と共に始まった2日目。
自分の中で一番印象に残ったのは「Start over!」 でした。
1つ前の三期生曲「マモリビト」が終わるとそのままの勢いで三期生は会場を盛り上げます。
1日目よりも長い長いイントロに合わせジャンプするメンバーと会場。
段々と一、二期がせりあがってきてジャンプも段々と大きくなっていきます。
苦しそうな藤吉の顔が映ると曲はスタートし爆発特効が会場全体に響き渡りました。
私はこの瞬間、個人的櫻坂最強楽曲は「Start over!」であると烙印が押されました。
本当に本当に最高の4分半でした。
自分が見たい!
自分がとにかく心地いい!
そんな櫻坂46がそこに存在していました。
内に秘める苦しさ・・・
言葉として形に上手くできない状況・・・
内に留めておくことははもう無理だと一気に外へ爆発していくような表現・・・
本当に本当に自分にとって波長の合う、心地の良い瞬間でした。
欅坂にとっての「不協和音」
櫻坂にとっての「Start over!」
そうはっきり明言してもいい。と思う程に最高の瞬間でした。
・「思ったよりも寂しくない」の全てを巻き込むカタルシス
アンコールでは「思ったよりも寂しくない」が披露されました。
「思ったよりも寂しくない」はカップリング曲の中でも個人的にとても思い入れの強い曲です。
スタジアムという天井のない場所でのおも寂。
色んな窮屈に閉じ込められた感情が空に舞い上がり浄化していくような・・・
曲と会場の雰囲気がマッチして大きな解放感を感じました。
まさにカタルシス!といった感情。
夜の暗さ×ペンライトの輝きも相まってMVのキャンプファイヤーシーンを現実で味わえているような感覚に陥りました。
素晴らしい瞬間でした。
・最後の最後に打ちあがった花火
アンコールの最後の挨拶にて上空に花火が打ちあがりました。
本当に本当にきれいな花火でした。
「そうか・・・裏でタイミングを合わせて花火を打ち上げている人たちもいるんだ・・・」
急にそんな感情が湧きこのライブはメンバーだけでなく様々な人がそれぞれの持ち場でプロフェショナルの仕事をしているんだな・・・と気づき目がウルッとしてしまいました。
「もはや櫻坂のメンバーだけに感動しているのではない。
チーム櫻坂全体の世界観に感動している!!!」
そう感じながら空を見上げていました。
③まとめ
私自身、毎度ライブが終わった後の帰り道でいつも思ってしまいます。
自分はなんてちっぽけなんだろうか・・・と。
事実1日目はそう感じていました。
しかし2日目が終わった帰り道は少し違いました。
櫻坂46のメンバーはダンスやパフォーマンスのプロとして自分の仕事を全うしている・・・
花道の横でカメラを動かしているスタッフさんはその場の瞬間を映すプロとして自分の仕事を全うしている・・・
PA席のスタッフさんは音や照明を操作するプロとして仕事を全うしている・・・
花火を打ち上げるスタッフさんは最後の素晴らしい瞬間を作るためにプロとして自分の仕事を全うしている・・・
マネージャーさんはメンバーが最高の状態でいられるようサポートするプロとして自分の仕事を全うしている・・・
目立つとか目立たないではなく、この会場にいる人は皆自分の仕事に集中しとにかく全うすることだけ考えているんだ・・・と。
事実会場でそういった人たちを生で自分の目で確かめることができたからこそ、気づいたことなんだろうな・・・と思います。
その場所にいる人たちはなんら神々しいわけでは無い。
淡々と自分の役目を追求し向上心持って取り組んでいるだけなのであると。
それなら自分は自分の場所に戻っても同じように出来るのではないのだろうか???
海浜幕張駅へ向かう人ごみの中でなんだか今回のライブは自分の未来につながるようなそんな学びの多いライブだったなと。
そんな得られるものが多いライブに行けて良かったなと。
そう素直に感じました。
櫻坂46のライブに行くからには
自分の生き方の参考になるようなそんなものを毎回ゲットして現実世界に戻りたいといつも思っています。
ネガティブ思考に陥りそうな時にそっとヒョイっと持ち上げてくれるのが櫻坂46だと個人的には思います。
メンバーが卒業しても死ぬわけではありません。
それぞれの人生がまた始まっていきます。
自分もまたライブで味わったその瞬間から自分なりの新たな一歩が始まっていく・・・
世代の近い櫻坂46の各人生を見守りながら、また自分も自分なりの道で成長していけるように・・・
そう強く言えるような素晴らしい3rdアニラでした。