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141. 背負い人 小林由依①
個人的に小林由依ブームが続いている。
なぜかというと、小林由依の6年間を遡ることで小林だけでなく欅坂46の歴史を紐解くことが出来るからである。
その欅坂46の歴史は櫻坂46に継がれ現在の原動力となっている。
欅坂ドキュメンタリー「僕たちの噓と真実」で語る
「メンバーの感じていることと自分が感じていることに差があるので、この場で話すことではない」
どうしてもその真相が気になってしまう。
そこに欅坂46の本質、そして櫻坂46にも通ずる本質があるような気がしてならない。
それぐらいこの発言は重要であるため詳細は現時点で明かされない。
それはアイドルグループという前提、システムそのものが崩れてしまう可能性があるからだと推測する。
タイムスリップしたかのように過去を探ってみたところ一つの雑誌に出会った。
2017年12月22日 発売
雑誌BRODY 2018年2月号
その表紙には2018年11月に欅坂46を卒業した今泉佑唯の姿。
まるで今泉の写真集なのか?と思うほど、表紙一杯に載る彼女の顔が印象的である。
トップページから75ページまで全てグラビアやインタビューを踏まえた欅坂特集。
・渡辺梨加ソロインタビュー
・志田愛佳×菅井友香インタビュー
・齋藤冬優香×長濱ねる×渡邉理佐インタビュー
・渡邉美穂(当時けやき坂46)インタビュー
・池田一真×新宮良平 欅坂MV監督による対談
そして何よりトップページから約30ページに渡る内容が
今泉佑唯×小林由依の「ゆいちゃんず」特集であった。
私はこのインタビューを読んでびっくりした。
「僕たちの噓と真実」を紐解くうえで非常に重要で根幹にかかわる内容が刻まれていたからである。
そして各インタビューを比べてあまりの温度差に
あの「高低差あり過ぎて耳キーンなるわ!」
状態になった。
その温度差というのはやがて2018~2020年にどんどん膨らんでいく欅坂46グループ全体の課題を表しているのであった。
今泉が卒業した直後の2018年11月21日に初のグループ写真集「21人の未完成」が発売され、その帯コメントに秋元康は
「たまたま、21人が集まった状態を”欅坂46”と呼んだだけのことかもしれない」
と最後につづった。
私はこのBRODYを読んでこの意味が分かり、やはり早い段階で21人の形としては長く続かない状況であったことを再確認した。
そして、そこには新たな欅坂46を構築しようと異端児になった「ゆいちゃんず」が存在した。
その後周りの環境や自身の不器用さも相まって、結果的に今泉は卒業する。
小林は残り続けて欅坂に幕を閉じ新たなグループの一員としての櫻坂に進む。
「ゆいちゃんず」が思い描いた理想像は一体何だったのか?
そして残った小林は背負い人として今泉の思いを受け継いでいく。
続く・・・