私が8年半いたWeb業界から、創業35年の傘の会社へ転職した理由
前回「Rettyを辞めました!」というnoteを書いて、次に行く会社について書いていなかったので、今日はそのお話をしようと思います。
表題の通り、傘の会社に入社しました。
「え、傘の会社?」と、伝えた人みんなに言われますw
みなさん、このロゴマークをご存知でしょうか。
実際の傘と一緒に見せると、大半の人から「あ、見たことある!」という反応をいただけます。
名前を「Waterfront」といって、実は傘の国内シェアNo.1のブランドなんです。
コンビニ、量販店、書店、薬局、おもちゃ屋さん……
折り畳み傘を中心に、ありとあらゆるところでこのWaterfrontは売られています。
この傘を作っている「株式会社シューズセレクション」に入社いたしました。
私のキャラクターだったり今までいた会社を考えて「傘のベンチャーなの?」と聞かれることもあるのですが、創業35年とそれなりに歴の長い会社です。
入社のきっかけは、私が新卒で入社した会社で1番尊敬してた上司がその会社で働いてまして、彼とランチをした時に「うちにこない?」と誘われ、そこから4日後には入社が決まっていました。
ではなぜこの会社に転職することを決めたのか、その理由をお話します。
1:フェーズが面白い
会社としては創業35年なのですが、現在の社長は元々ネット広告代理店の会社を創業・売却した経歴の持ち主。
その社長が就任したのは今年に入ってからなのですが、それまで社員のほとんどがメールアドレスを持っていない会社だったんです。
今までWeb業界にいた身からすると、ギャップがすごい。
社長も「第二の創業」と銘打って、変化を起こそうと奮闘しています。
さっそく働きやすさを重視した「経費無制限」「自由出社、自由退社」「全員iPad支給」といったルールや福利厚生を打ち出していて、スピード感がすごい。
あ、もちろんメールアドレスはすぐに発行したそうですw
飲みの場でも「IoTと絡めてなにかしたいね!」とか「ボールペンサイズの傘作りたいね!」とか「いつかロケット飛ばしたいね(!?)」など、夢のある話も盛んにされています。
このフェーズの面白さや社長の発想力と行動力に強く惹かれたのが1つです。
2:キャリア的に面白い
2つ目は、個人的なキャリア観点。
今まで私はずっとWebの業界にいました。
しかし世の中では、リアルなモノの売買や流通が日々行われています。
そのリアルな業界でのキャリアが掛け合わさったら、独特のキャリアを作っていけるんじゃないか?と思ったんです。
元リクルートの藤原和博さんが提唱されている「100万分の1の人材理論」でもありますが、Webディレクターとしては1/100くらいにはなれたと思うので、つぎは傘の業界で1/100の存在になりたいなと。
ちなみにWaterfrontは会社としてメーカーでもあり卸売でもあり小売でもあるため、リアルなモノの業界について広く知ることができます。
いま社内のいろいろを教えていただいていますが、もうすでに面白い。
「あの会社ってこんな感じで商品を発注してるんだ!」とか「業種によってこんなにルールが変わるのか……」など、毎日発見がたくさんあります。
3:プロダクトが面白い
Waterfrontの傘のラインナップもいろいろあります。
例えば雨に濡れると花模様が浮かび上がる傘だったり
1回「バサッ」とすれば水がほぼ全て飛んでしまうほど高い撥水力なので、バッグに入れても濡れる心配がない傘だったり
変わったものだと、銃の形をした男の子ゴコロをくすぐる傘も。
ちなみに自由が丘に傘だけが売っている4階建てのお店があるのですが、そこへ行くと他にも様々な商品がおいてあります。
傘って「ただ雨を避けるだけ」だと思っていましたが、こんなにテクノロジーや遊び心があふれる傘があることに驚きましたし、こういう楽しい傘をもっと世の中にたくさん広めていきたい!と素直に思えました。
そしてこれだけ幅が出せる傘の業界であれば、なにか新しいものも作れそうですし、世の中の人全員が買う可能性があるプロダクトなので、本気で世の中を変えるポテンシャルすらあるんじゃないかなと。
そこに惹かれて入社した、というのもありました。
いかがでしょうか?
だんだんと、私が傘の会社に入った理由もわかってきたのではないでしょうか。
もし「この会社、面白そう!興味ある!」と思っていただいた方は、ぜひ私のTwitterまでDMでご連絡ください。
また「Waterfrontの傘がほしい!」という方は、自由が丘のお店に行っていただくか、ECサイトで買うと、幅広いラインナップを見ながら買うことができておすすめですよ。(ちなみに10/10はお店に立ってるので、もしよかったら冷やかしに来てくださいw)
あと冒頭でお伝えしたとおり、本当にいたるところで売っているので、お店に入ったらちょっとWaterfrontの傘が売ってないか気にしていただけるとうれしいです。
今後とも「坂口淳一@傘の人」をよろしくおねがいします。
(あ、コミュニティについてはもちろん活動し続けますが、仕事にするのではなく趣味的にやっていこうかなと思っております。)
だいたいスターバックスで、あえてホットティーを飲みながらnoteを書いているので、ホットティー1杯くらいのサポートを頂けたら、こんなにうれしいことはありません。