何度も言わなきゃ伝わんないよ
めっちゃいまさら「バチェラー2」にハマりまして、3日間で一気に見てしまいました。
バチェラーってそのゲームルール上、限られた時間で複数の女性と接していかなければいけないため、デートだったり会話ができない方が出てきたりするんですね。
で、久しぶりに2ショットになった時に「私のことどう思っているの?」とバチェラーが責められるシーンが何度かありました。
その中で1回バチェラーは「え、俺の思い伝わってると思っていた」と言ってたんですね。
「思い」って抱いている側はずっとその思いと向き合っているので、自分としての理解度は100%です。
しかし思われている側はテレパシーが使えるわけでもないので、その思いは全く伝わりません。
なので「言葉」なり「態度」なりで伝えるしかないわけです。
しかも1度伝えたら伝わるわけではなく、何度も伝えないと人は不安になるわけです。
告白する時しか男から「好きだよ」って言われてない女性を想像するとわかりやすいかもしれません。
「私のこと、本当に好きなの?」ってなる人は多いのではないでしょうか。
これって組織でもよく起きることだなーと。
組織が大きくなってくると、どこかのタイミングで全体の意思統一が取れなくなってくるフェーズが出てきます。
その原因の1つは、経営陣やトップが「思い」を従業員に伝える頻度や深さが足りないからだと考えています。
以前、メルカリの小泉さんに寄る組織論の記事が話題になっていました。
この記事でもこんな風に語られています。
・経営陣からの発信施策
進太郎さんメディア露出作戦(上述の通り)
創業以来毎週全社定例を行っている 経営陣から主要KPI発信と経営メッセージを発信
最近はマネジメントディスカッション(社内パネルディスカッションをする)をしている
なるべく沢山何度も何度も同じことを伝える
「社長、またですか?飽きましたよ」くらいまで言い続ける
そうじゃないと1回話しただけでは10%も伝わっていない
1回話しただけじゃ伝わらないし、人は忘れるので、何度も何度も伝えないといけません。
そこを怠っている組織はけっこうあるなと私は感じます。
社訓を毎朝全社員で復唱するといった文化がある会社もありますが、それは「思い」を思い出す儀式としてはとても正しいです。
宗教でも、キリスト教でいう「聖書」の言葉を毎週日曜日に繰り返し牧師さんから説くことで、キリスト教徒として抱くべき「思い」を共有し浸透させているわけです。
まさかの「バチェラー2」を見ながら、改めて「何度も言う」大切さを感じたのでした。
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