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ダイエットの失敗について考えてみる。その④ー有酸素運動をしなかったから?ー

例)
ダイエット前⇆後 ⇆ リバウンド後
体重80kg⇆70kg ⇆80kg
体脂肪18kg⇆13kg ⇆20kg
除脂肪体重62kg⇆57kg ⇆60kg
体脂肪率22.5kg⇆18.6% ⇆25%

これはほぼ間違いです。
この例で、有酸素運動を足しても、内容が良くなることはありません。
有酸素運動には心肺機能を強くするという大変よい効果がありますが…

カロリー不足を「食事制限による摂取カロリーの減少」と「有酸素運動による消費カロリーの増大」のどちらで実現するのが良いかというと、有酸素運動の方が間違いなく健康に良いです。
なので、有酸素運動をしたほうが良いというのは全くその通りです。特に、運動不足の人は、心肺機能を強化することで、血流の活性化やインスリン感受性の向上といった点や、健康面で様々な効果があり、筋トレにも良い効果につながるので必要です。

しかし、ダイエットという観点において、体重、体脂肪、除脂肪体重という数字にこだわって見る限り、有酸素運動と食事制限に全く差はありません。食事管理で摂取カロリーを減らすのではなく、有酸素運動で消費カロリーを増やすことで、カロリー不足の状況を作り出しているだけのことです。

もちろん、有酸素運動も運動なので筋肉は使います。が、ダイエット後の筋肉量の減少を抑える効果はほとんどないと考えも良いと思います。
また、有酸素運動で代謝スピードは上がりますが、強度が低い為、運動後の代謝にあまり影響がないでしょう。
なぜなら、トレーニング後に筋肉の回復成長が進むような筋トレと違い、有酸素運動の場合、運動後に筋肉の回復成長のようなプロセスが体内で起こるわけではないからです。もちろん、しないよりはする方が良いですが…その程度でしかありません。

        ー要点ー
① 単に有酸素運動を加えるだけでは、カロリー不足を増やすだけで、ダイエットの観点から失敗なのは、筋トレと同じです。
② 足した有酸素運動の消費カロリー分だけ摂取カロリーを調整して、カロリー不足を調整しても、食事制限のみ調整した場合とほとんど変わりません。

カロリー不足のまま有酸素運動を追加しても、何の改善にもなりません。(今回のダイエットの失敗の観点において)

次回は結論を出そうと思います。

前回まではこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ダイエットの失敗について考えてみる。その①

ダイエットの失敗について考えてみる。その②ー急激な体重減少が原因か?ー

ダイエットの失敗について考えてみる。その③ー筋トレをしなかったから?ー

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