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スクワットの種類

スクワットはフォームによって、鍛えられる部位が異なります。

       「股関節スクワット」

お尻を思いっきり突き出し、背筋を伸ばしたまま上体を目一杯前傾させると、骨盤が前傾するので、お尻の筋肉(大臀筋)と太ももの裏(ハムストリングス)が伸ばされます。

ーバイオメカニクスー

モーメントアームの大きさ(長さ)は、そのまま筋活動の大きさとなります。この場合、股関節が支点となる為、大臀筋(お尻)と太ももの裏(ハムストリングス)が大きく伸ばされ、大きな負荷がかかります。よって、下半身の中でもお尻と太ももの裏がメインに鍛えられます。お尻(大臀筋)が鍛えられる事で、ヒップアップに繋がり、太ももの裏(ハムストリングス)が鍛えられることで、前から見ると、太ももが細く見え、横から見ると、バランス良くスッキリとした脚に見えるようになります。スクワット初心者や脚を細く見せたい女性にお勧めです。

メインターゲット 大臀筋 ハムストリングス



       「膝関節スクワット」

上体を起こし、背筋を伸ばしたまま、しゃがみ込みます。

      ーバイオメカニクスー

モーメントアームの大きさ(長さ)は、そのまま筋活動の大きさとなります。この場合、膝関節が支点となる為、膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋(太腿前)に大きな負荷がかかります。
なので、鍛えられる筋肉は太ももの前(大腿四頭筋)となります。

メインターゲット 大腿四頭筋


      「中間型スクワット」

股関節スクワットと膝関節中間的なスクワット。背筋は伸ばして、上体少し前傾させて、しゃがみ込みます。

  ーバイオメカニクスー

モーメントアームの大きさ(長さ)は、そのまま筋活動の大きさとなります。この場合、重心が膝と股関節の中心に位置する為、「股関節スクワット」よりも股関節からのモーメントアームが短くなり、「膝関節スクワット」よりも膝からのモーメントアームが短くなります。言い換えると、モーメントアームが均等と言うことになります。よって、大臀筋と大腿四頭筋をバランスよく鍛える事が出来ます。一般的なスクワットはこれです。

メインターゲット 大臀筋と大腿四頭筋


スクワットは、姿勢によって、効いてくる箇所(ターゲット)が変わって来ます。

まとめると

「股関節スクワット」は大臀筋とハムストリングス中心
「膝関節スクワット」は大腿四頭筋が中心
「中間型スクワット」は大臀筋と大腿四頭筋が均等


「膝関節スクワット」は膝にかなりの負担がかかるので、あまりお勧めしませんが、ターゲットに応じて、スクワットの種類を使い分けてみましょう。

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