私の好きなゲーム音楽 その28 メタルボイス編
どうも、聚楽亭夷蝦(じゅらくていぞえ)です。
今回紹介するテーマも「メタルボイス」です。
ゲーム音楽においてジャンルは固定ではなく、
様々なジャンルが存在します。
その中でもメタルボイスな曲であり、
私の好きな曲を紹介したいと思います。
Theme of Deadpool
収録作品:MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds[PS3/360/PSV]
作曲:深澤秀行
アメリカの編集社MARVELが送る問題児、
デッドプールのテーマです。
デッドプールはヒーローではなく、
傭兵であり、ヒーローチームの補欠の設定でしたが、
そのキャラクターから人気を集め、今や日本で
彼が主人公の漫画が連載するほどの人気となりました。
その内容も話題を呼び、
一時期にはツイッターのトレンドにもなるほど。
まだ見どころが見れるのでリンク張っておきます。
(21/6/12現在)
彼については話しても話しきれないため、
曲とゲームについて話をします。
本ゲームはタイトルにもある通り、
日本のゲーム会社カプコンとアメリカの編集社MARVELが
夢のタッグを組んだ格闘ゲームとなります。
しかし、3作品も続くが仲がいいような悪いような
話がよくあります。
やれハイレグがきついだの、
ヒーロー(主人公)差し置いてヴィラン(敵役)を登場させたりと、
紆余曲折ありました。
その中でも奇跡的?に3でようやく、
操作できるキャラクターとしてデッドプールが登場しました。
格闘ゲームとしての彼は、キャラクター設定とは似つかず
素直な性能をしており、割と初心者向けの性能をしています。
特に印象的なのはゲージ技の「4.W.C」
自分の体力ゲージと必殺ゲージを引っこ抜いて
相手を殴ります。
なぜならば、彼は自分がゲームや漫画のキャラクターで
あることを理解しているためです。
そのため、敗北時のセリフが「そのボタンじゃねーだろぉ!?」とか
ウルヴァリンに勝利したとき・・・
「どうだ?見ただと、こうやってウルヴァリンは倒すんだぜ。
しかも目からビーム出さなくても勝てるんだ!」
相当X-MENにでてたデッドプールにお怒りのようです。
過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~
収録作品:ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア[PS3/Win/PS4]
Rap:Michael Christopher Koji Fox
作詞:Michael-Christopher Koji Fox
作・編曲者:祖堅正慶
ファイナルファンタジーシリーズのオンラインゲーム、
ファイナルファンタジー14の蛮伸タイタンのテーマ曲の一つです。
4段階あるテーマのうち、最後の覚醒後に
本ゲーム音楽が流れます。
当時のFF14はギスギスオンラインと揶揄されており、
ゲームを開くと嗚咽する人までいたそうです。
なぜならば本楽曲がかーなーりトラウマ難易度のためです。
大縄跳びと言われるギミックがあり、
具体的に言うと8人で100回ジャンプしないといけなく、
一回でも間違えるとほか7人に迷惑が掛かるという・・・
他にも、フィールドの縁が破壊されたり、
そこに落ちるとゲームに復帰できなくなるなど、
いろいろあります。
書いてて楽しいと思えない・・・
しかし、本ゲーム音楽は人気があるのは事実です。
期間限定ではあるものの、太鼓の達人に
本ゲーム音楽がプレイ可能であった時期があったり、
FFシリーズの音楽ゲームTHEATRHYTHM FINAL FANTASYでも
遊ぶことができました。
MUST DIE
収録作品:ブレイブルー セントラルフィクション[2015、2016(PS4、PS3)、2019(NS)]
作・編曲者:石渡太輔
現代でも続く2Dドットアニメーション格闘ゲーム。
ブレイブルーシリーズからスサノオのテーマ曲です。
雅楽とロックを組み合わせた奇抜なゲーム音楽です。
しかし、キャラとの相性がよく、
対戦していて面白い一曲となっています。
元ネタであるスサノオは須佐之男命であり、
日本神話の荒神に当たります。
語られる逸話も傍若無人であり、
その行いが結果でアマテラスが天岩戸に
引きこもるのですが、まぁそこは割愛します。
キャラクターの性能としても奇抜であり、
ラウンド開始時は使える技がほとんどありません。
ほとんどが封印されている状態で、特定の条件を満たして
解除しなければなりません。
最初は封印されているということもあり、
使える技の性能は破格。
加えて解除されている技が多いほど、
火力が上がる乱舞技があり、
すべての封印を解除しているときの火力は
ロマンがあふれています。
モドレナイノ
収録作品:艦隊これくしょん -艦これ-[PC]
作・編曲者:大越香里
ボーカル:大越香里
艦隊これくしょんの2015年4月に開催されたイベント、
「発令!第十一号作戦」の後半海域(E-5,6)のボス戦のBGMです。
深海棲艦のテーマ曲が沈メタルと通称され始めたのが
このころであり、悲壮感と憎悪あふれるBGMとして
定着しました。
海域の道中テーマとは異なり、
ベースや打楽器の低音に荒々しいギターによって
荒々しいアレンジがされているのが特徴です。
しかし、海の静かさを表現している部分との
切り替えもはっきりされており、聞いていて飽きない曲です。
また、ゲームの戦闘と組み合わせることで、
本ゲーム音楽が一ループする前に戦闘が終わるようになっており、
戦闘終了とともにきれいに曲も終わるため、
計算された美しさが印象に残ります。
作曲者である大越香里さんも以下のようにコメントしています。
今回の歌入りボス曲は、デスボイス、ウィスパーボイスなど色々な声の出し方で歌ってみました。
道中戦闘曲は、声楽出身の友人に、ロングトーンを手伝ってもらって仕上げています。
イベント海域に漂っている、深海の空気を音で伝えられたらと思い作らせていただきました。
余談ではありますが、
元XJAPAN・Toshl氏が艦これのライブで歌ってくれた
曲でもあります。
加えて、その後もToshl氏主催のコンサートでも演奏され、
ゲーム音楽(それも明確なボーカル曲とは言い難いBGM)としては、
異例の出来事となりました。
最後に
いかがだったでしょうか?
私の好きなゲーム音楽 メタルボイス編として、
今回は4曲紹介しました。
最初はロックにしようと思ったのですが、
石渡(アークシステムワークの作曲家)だけになったので
ちょっと温めておきます。
以上です。