ジェンダーレストイレ議論
大学の授業の議論テーマだったのです。ジェンダーレストイレ。
東急が持ってる歌舞伎町のビルにできたんですって??なんか、それについてどう思うかグループ議論せよ!というんです。
やりにくい。非常にやりにくい。
そもそもぼくはどの立場からなんと言えばいいのか。別にぼくがどういう属性かなんて伝えていないし、かといって普通の人の意見かも分からない。発言しにくい。
そして、誰も当事者ではない。みんな、なんだか分からない何かに配慮して、そしてあんまり正しくなさそうな配慮をして。そして、正しい言論だという気になってる。教授も含めて。
みんなどこかに、自分の遠くにある、実態が分からない謎な流行り物という意識があるのかも。そう思わされる。
だから、トランスジェンダー専用トイレを作るべき!みたいな意見が出たりするのよね。いや誰が使うんだよそれ!!
あれはさすがにびっくりしたけど。
どこがゴールか分からない、中身のない議論をして、なんの答えも出ないまま終わった。
まぁ世の中そんなもんですよね。
だって、誰も知らないんだもの。
ぼくは、男女別トイレを潰してまでジェンダーレストイレを作るのはマズいと思う。なんで男女分離するに至ったか、今までの歴史的背景を無視しているし、また昔の問題が再燃するだけだと思う。
いっそ、せっかく投資するなら多目的トイレにすればいいとも思う。“本当に”みんなが使えるトイレは、それはそれで幸せな気がする。
ただ、多目的トイレじゃぶっちゃけ入りにくいっていうのもよく分かる。ぼくも、女装したときどうしようとは思ってるし、その状態で多目的トイレに入りやすいのかと問われれば、ちょっと抵抗はある。まあ他に選択肢もないから入るけどね。
じゃあトランスジェンダーの人のための配慮を考えて下さいと言われたら、ぼくは男子トイレ入っちゃうし、それにそこまでの抵抗も無いから…となる。ぼくだって分かるわけじゃない。
結局、みんな分かってない。仕方がないけど。
ただ大事なのは、分からないと自覚すること。無知の知ってやつですよ。
でないと、不幸な勘違いが起こり続ける。既にそういう感はあるし、今回実感した。
話の着地分かんなくなっちゃった…
おわり!!
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