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漂流教室No.33 「裏稼業」
裏の稼業をしてまいりました。
いやいや、非合法なことはしておりません。
とあるコンクールの審査員をしたんです。
「とあるコンクール」というと何やら秘密めいておりますが、
公表しても何も問題はございません。
いろんな高等学校が発行する、いわゆる学校新聞のコンクールです。
それぞれの地域や学校によって新聞の作りようはさまざまです。
生徒会が作る場合もある。(いわゆる委員会活動ですね)
部活動として作る場合もある。(新聞部ですな)
担当の先生がほとんど作っちゃう場合もある。
で、私が審査したのは委員会活動による新聞と部活動で作った新聞。
委員会新聞は作り手が毎年変わっちゃうから、なかなかノウハウが蓄積されない。
コンクールで上位入賞はちょっと難しいですね。
新聞部が作る場合は先輩から後輩へ、そしてそのまた後輩へと引き継いでいくものがあるからノウハウが伝わっていくし、それぞれの学校のカラーが出たりもする。
やはりこちらのほうがおもしろい紙面が出来上がります。
とはいえ、部活動新聞がどれも素晴らしいかというと、さにあらず。
もちろん皆さん一生懸命作っておられますよ。
でも、部員数が違う。
たとえば、こんな感じです。
A高校は部員数20人で、16面新聞を作ってきた。
B高校は8人で、6面。
C高校は4人で、4面。
どうしてもね、大人数で作った多面新聞のほうが読みごたえがある。
運動部と一緒です。
部員100名の学校と部員20名の学校が試合したら、
まあ、たいてい100名のほうが勝つでしょう。
選手層は厚ければ厚いほうがよろしい。
大規模校が圧倒的に有利。
と言っちゃうと、身もふたもないのですが…
去年までは教員だったので仕事の一環として審査をしました。
今年はもはや教員ではないので、外部の有識者として審査員を務めました。
おお、有識者!
一度呼ばれてみたかった、有識者!
まあ、30年以上新聞部に関わってきたんですから、何らかの「識」はあるんでしょうね。
で、外部の人間だからなんと謝礼がもらえます。
しかも「総合の部」と「部門の部」も二つの審査を行ったから、二回分の謝礼。
定年後の仕事の中で一番儲かった。
塾はねえ、生徒さんがなかなか来てくれないからまだまだ赤字なんです。
また、何かの審査員の依頼ないかな?
頼まれれば何でもやりますよ。
というより、やっぱり本業で稼がなきゃ。
小松市近辺の国語が苦手な受験生の皆さん。
一度「ひふみ塾」へお越しください。
自分で言うのもなんですが、受験のノウハウならけっこう知ってますよ。