H博士が贈るスキマ時間で学べる相場第4弾 〜「1分」でわかる投資を行う思考プロセス 風が吹けば桶屋が儲かる? ジャッジメントファンドマネジャーは桶屋スタイル〜
風邪も風も嫌いな,関西人の笑いの底力,みせてくで〜のH博士です.今日は,「1分」でわかる投資を行う思考プロセスを紹介します.実はこれ,風が吹けば桶屋が儲かる,っていうプロセスと一緒なんですよ.
「風が吹けば桶屋が儲かる」
これは次のプロセスで風が吹いたら桶屋が儲かると言われています.
1.突風で砂ぼこりが立つ 2.砂ぼこりが目に入り、視力を失う人が増える
3.三味線を買う人が増える(※江戸時代では、三味線弾きは視覚障がい者の代表的な職業でした)
4.三味線の皮の材料として猫の皮が必要になり、猫が捕獲される
5.猫が減るとねずみが増える
6.ねずみが増えて、かじられる桶が増える
7.桶の修繕や買い換え需要が増え、桶屋が儲かる
ふ〜長かったですよね.このようにもしこうなったら,次はこうなって,ああでこうで...といったように想いを馳せながら桶屋は儲かるはずだ!!と言っているわけです.実はこれ,投資を行う際の思考プロセスと一緒なんです.
「投資の思考プロセスは桶屋スタイル?」
投資では,もし米中の貿易戦争が収束しなかったら,緊張状態が高まって,ああでこうで...この株は上がる!!といったような具合に考えていくわけです.投資は桶屋スタイルそのものです!!
「桶屋スタイルで投資する人のことをジャッジメントファンドマネジャーと呼ぶ」
プロの投資家,運用者のスタイルには2パターンあって一つはクオンツ.もう一つがジャッジメントと呼ばれるんですが,ジャッジメント運用は桶屋スタイルそのものなんです.ジャッジメントファンドマネジャーはもしこうなったら,こうなって...と考えて意思決定するわけです.
こういう考えをするのが好きな方はジャッジメントファンドマネジャーに向いているかもしれません.そんなあなた,就職先,転職先の候補に考えてみてもいいかもしれませんよ!