[邪道] 2アマeラーニングの勉強法
JARDの24年4月期 2アマeラーニングを1ヶ月で修了し、従免を取得ましたが、その際の勉強法を記載しておきます。ただし、タイトルにある通り邪道です。国試対策には100%なりません。
以下、eラーニングの各単元に設定されている演習問題と中間試験、判定試験を総称して演習と呼称します。
免責事項: この記事はあくまで私はこのように勉強したという紹介であって、この勉強法が効率的であるとか、こう勉強すれば必ず合格できる、というものではありません。
基本
1問に時間を掛けず、何度も何度も演習を繰り返しました。
テキスト部はざっと目を通すに留め、ひたすらオンラインで演習とその復習を繰り返しました。一回の演習で合格するのは100%不可能ですし、1度の復習で合格するのも難しいので、何度も何度も演習を繰り返してスパイラル的に学習を進めました。
正解した問題はさっと流して、悩んだ問題や間違えた問題について重点的に演習を繰り返しました。個々の問題に時間を掛けるのは無駄ですので、短時間でさっさかと演習を進め、何度も何度も解き直すことで知識を定着させました。
ただし、同じ単元を何度も繰り返すのは非効率的ですし、短期記憶に頼っても仕方がないので、同じ単元の演習は1日に最大でも2回程度に留めました。
教科書の使い方
オンラインの教材とは別に紙の教科書が配布されますが、この教科書はサブテキストと割り切りました。この教科書をまじめに1ページずつ読んでいては、時間がいくらあっても足りません。
ただし、オンラインのテキストより紙の教科書の方が検索性に優れます。演習の解説を読んでも理解できない、あるいは解説がない時にこの教科書の該当する箇所を当たり、疑問点を解消するために利用しました。
法規
正解を暗記して演習をパスするのはナンセンスです。条文中のキーワード、間違えやすい文言や数字を重点的に把握することに努めました。
モールス
Lなどのように不正解の符号として出題された符号を優先的に覚えました。問題の選択肢を相互に細かくチェックすることで、消去法的に正解を導くことも不可能ではありません。
Q符号
QRKのように演習に出題された符号を優先的に覚え、演習に登場しなかったQ符号は切り捨てました。
無線工学
数字を覚えて演習をパスするのはナンセンスです。解法を身体で覚えて応用できるようにしました。高校レベルの数学や物理の知識があれば、さほどハードルは高くないように思います。
演習を解くのに必要な公式は解法と関連付けて覚え、演習を解くのに必要のない (出題されていない) 公式は切り捨てました。
計算問題はすべて紙と鉛筆で、必要に応じて回路図などをフリーハンドで書いて、電圧や電流などの値を書き込みながら解きました。検算のことを考えると、暗算で済ませない方がよいかと思います。
電気・電子回路
アンプ設計が趣味だったので、増幅回路などは改めて覚え直す必要がありませんでした。参考にならなくてすみません。
送信機・受信機
ひたすらオンラインで演習を繰り返しました。各ブロックは暗記するしかありませんが、信号の処理を順序立てて (なぜこの順序なのか) 読み下すことができれば、無理なく覚えることができるかと思います。
その他
動画教材
補助教材として動画教材が提供されていますが、私は一切視聴しませんでした。
プリントアウト
JARD的に許容されるのか分かりませんが、各演習を1問ごとにプリントアウトすることで、オフラインでも勉強できてペンで書き込みもできて便利かと思います。FAQを見ると印刷機能の有無には触れられていますが、印刷の可否についてはノータッチです。ご自身の責任においてご判断下さい。
判定試験・修了試験
画面操作
法規を解き終えた後の画面操作に若干戸惑いました。まだ無線工学が残っているのに「試験を終了する」的なボタンを押す必要がありました (正確な文言は失念しました)。
テクニック
時間の掛かる問題は適当にチェックだけ入れて後回しにする、分からない問題もチェックだけ入れて後回しにする、正誤を選ぶ問題はだいたい半々になるよう選択する、など、正答率を少しでも上げる小手先のテクニックもありますが、今回は出番はありませんでした。