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2台目のElecraft KX3

ヤフオクで中古のKX3を購入しました。KX3は2台目です。ちょっと前のPOTA運用中にKX3を落っことしたりしていますので、万が一のための予備にすることも視野に入れています。

日本語マニュアルが付いていましたので、元々は正規代理店のEDCから購入されたもののようです。入札時はオプションの詳細が不明だったのですが、落札後に確認したところ、2m用トランスバータKX3-2M以外の

  • KXAT3: 内蔵ATU

  • KXFL2: ルーフィングフィルター

  • KXBC3: バッテリーチャージャー / RTC

が組み込み済みでした。ラッキーです。

60mバンド制限

しかし、国内で使うために必要な60mバンドが制限されている旨の証明書が添付されていませんでした。マジか。取り急ぎ、Elecraftのサポートにシリアルナンバーを伝えて証明書ちょうだいとメールしましたが、最悪、またElecraft本社に送付する必要があるかも分かりません

サポートの回答に曰く、「EDCが販売した分はEDCで証明書を発行してるので、ウチでは制限が掛かってるか分からん。カリフォルニアの工場に送ってくれればウチで証明書を発行できるよ」とのこと。ある程度想定していましたが、追加購入せすに済んだオプションの分と割り切って、RSAをリクエストし、07/31にEMSで発送しました。

2週間後の08/13に受け取り、更に1ヶ月後の09/19にチェック完了の連絡がそれぞれあり、09/27に手元に戻ってきました。60mバンド制限の新たな証明書が添付されていました。これでJARDの基本保証を申請できます。

KXPA100の共用

さて、1台目のKX3はKXPA100と組み合わせて50Wで申請していますが、このKXPA100を2台目のKX3とも組み合わせて50Wで申請できるか、JARDに問い合わせてみました。

JARDの回答に曰く、「送信系統図にそれと分かるように明記してくれればOK」とのこと。KX3からの出力をアンテナとKXPA100とで切り替えられて、2台のKX3から共用するような図を作成します。

基本保証

KX3とKXPA100はともに非技適機種ですので、電子申請Liteで変更申請する前にJARDの基本保証を受ける必要があります。前回のKXPA100増設時の申請書類を流用して、上述のKXPA100を切り替える旨を記載した資料を沿えて申請書のzipファイルを作成し、JARDに基本保証を申請しました。

が、保証料を支払うのを忘れており、期限ギリギリにATMから支払いました。タイミング悪くJARDの月2回の審査直後だったらしく、申請から3週間掛かりましたが、保証自体は問題なく受けられました。

変更申請

基本保証のために作成した申請書のzipファイルを電子申請Liteで開き、JARDから届いた保証書のPDFを添付して、改めて変更申請を提出しました。

審査終了

申請からほぼ2週間後 (ほぼ10営業日後) 、電子申請Liteで審査完了となりました。免許状の記載事項に変更はないので、局免の発行はありません。これで新しいKX3でオンエアできるようになりました。

電子申請Liteにて「審査終了」を確認

ヒートシンク交換

あるシリアルナンバー以降のKX3はヒートシンクが改善されているようですが、基本的にはフラットな鉄板です。10W以上で運用することを想定すると、より放熱効率のよいサードパーティ製のヒートシンクに交換することは必須です。

今回は定番中の定番、Pro Audio Engineering (PAE) のヒートシンク・Kx32に交換しました。

1台目のKX3には一つ古い型のKx31に交換してありますが、Kx32は効率が25%以上向上しているようです。これは期待できそうですね。

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