DXCC 100エンティティ達成!
アマチュア無線界隈でもっとも著名なアワードの一つが、ARRLの発行するDXCC (DX Century Club) です。ARRLの定める340の国・地域 (エンティティ) のうち100エンティティ以上と交信することでアワードが発行され、DXCCメンバーとして認められます。
開局以来、FT8で運用を続けてきましたが、この度、開局から5ヶ月 (実質的には3ヶ月) で100エンティティとの交信を達成しました。
DXCCハンティングの記録
以下に、ClubLogのTimelineのスクショを貼りました。ハントしたエンティティは降順に並んでいます。また、ここに並んでいるのはハントした (worked) エンティティなので、DXCC申請に必要なconfirmedなエンティティではないことにご注意下さい。
なお、当局はWSJT-Xの動作そのままに、73送信でログに記録 (ログイン) しています。そのため、以下のスクショには結果的にはNILとなっているエンティティもいくつか含まれています。
開局直後 (5月下旬~7月下旬)
5月下旬に開局してしばらくはHF (20〜15m) のPOTA運用がメインで、DXCCは特に意識していませんでした。
LoTWがシステムダウンしていたということも多少影響していますが、開局から2ヶ月経過した時点では13エンティティとのみ交信できていました。東アジアからオセアニアの、いつも見掛けるエンティティが並んでいます。
MLA MK-7AM導入 (7月下旬~8月)
状況が変わったのが7月下旬、フィールドアンテナのMLA・MK-7AMの導入です。注文して届いたMLAを三脚に乗せて、マンションのベランダ内に設置したその日にブラジル・アラスカと交信できました。ベランダの外にアンテナを突き出さなくても海外局と交信できることを確認でき、ここからDXCCに意識が向き始めました。
MK-7AMの導入からわずか10日で40以上のエンティティと交信できました。
続く8月も30以上のエンティティと交信できました。しかし交信しやすい局とはあらかた交信し終え、8月に入ると7月に比べるといくらか減りました。
POTAメイン (9月)
9月はPOTA Rover運用を複数回行ったため、また、交信しやすいエンティティとは一通り交信し終えたこともあり、一気に失速しました。ベランダ内に設置したMLAの限界が見えてきたのものこの頃です。
NAR100+NAR-HTレンタル (10月)
MLAのメリットでありデメリットでもあるのは、Qが高くて同調周波数が狭く、周波数ごとにチューニングを取り直すが必要がある点です。要はQSYするごとにアンテナを同調し直す必要があります。また、MK-7AMは17m以下のバンドではコンデンサを交換する必要もあります。
バンド毎に運用周波数が (ほぼ) 決まっているFT8に向いているといえば向いているのですが、QSYしながら未交信エンティティを探すのには正直向いていません。
どうしたものかと悩んでいたタイミングで、ナテックさんがATUエレメントの無料レンタルを数量限定で行っているとのツイートを見掛け、応募しました。このあたりの経緯や別記事を参照して下さい。
このATUエレメントのお蔭でQSYが楽になり、DXハンティングも順調に進めることができました。
24/10/17 100エンティティconfirmed達成
100エンティティとの交信 (worked) は09/22の時点で達成していましたが、この時点でconfirmedだったのは83エンティティでした。ここから100エンティティがconfirmedになるまで1ヶ月掛かりましたが、これでようやくDXCCを申請できます。
ちなみに100エンティティ目はインド局でした。
DXCC申請
いよいよDXCCの申請です。DXCCの申請は紙ベース、ウェブベース、LoTWの3つの方法があります。私はLoTWの利用者なのでLoTWから申請することにしました。
LoTWから申請
先日のLoTWのシステム障害以降、DXCCのシステムが止まったままで、審査が止まっているとのこと。一応、LoTWから申請自体はできるようなので、申請だけしておきました。
申請から1週間が経過しましたが、Application statusはsentのままです。気長に待つことにします。
紙QSLのLoTWへの統合
何枚か紙QSLも届いていますが、これらについては当然LoTWには反映されていません。今回の申請が完了した後に、JARLのフィールドチェックなどを利用してLoTWに反映する予定です。
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