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理科:オンライン教材「ミステリー・サイエンス」がすごい
息子のオンラインのアメリカの小学校の授業は、ウェブ上の様々なアプリやサイト、ツールを組み合わせ、かなりリミックスな感じに作られていますが、その中でも理科の授業に度々登場する「ミステリーサイエンス」「 ミステリーダグ」というウェブサイトがとてもよくできているのでご紹介します。
「ミステリーサイエンス」↓
「 ミステリーダグ」↓
実は、私はこの2つのウェブサイトの違いはよくわかりません。どちらも、Doug Peltzさんの会社Mystery.orgによって運営され、同じような幼稚園・小学生向けの科学系動画があります。
授業構成
「ミステリーサイエンス」のすごいところは、
・楽しい解説動画 (大人が見ても面白い!)
・家でもできる簡単な実験の仕方の動画
・プリント教材
の組み合わせで、学校の先生や保護者たちが、教室でも家庭でも、オンライン授業でも、簡単に利用できるというスタイルです。
どのトピックも内容に結構ボリュームがあるので、うちの学校では数週間に分けて、学校のオンライン掲示板や動画共有アプリなどと併用して活用しています。
授業例:どうやって立派な発明家になるか?(動画教材)
この授業は、2年生の1学期のはじめにした理科の時間でした。
『How do you became a great inventor』
学校の授業では、このテーマの1週間目は↓のリンクが渡され、「動画を見て、プリントもしてください」と指示されました。
上のページ、開くとこういうメッセージが出てきますがxを押せば閉じます。
こちらは同じ動画のYouTube版。
YouTubeの動画だと、すべてのアクティビティーが全部一本の動画にまとまっていますが、ウェブサイトの方だと2分ごとくらいに区切られて、動画と動画の間に考える時間が持てます。
例えば、ウェブサイト版では、はじめの2分の動画の後にはこんなスライドが出てきたりします。「ディスカッションしよう!あなたが大人になる頃にはどんな発明が出てくると思う?」
そして、最新のロボットやAIなどの発明の紹介の動画があって、その次に、ボーナスというセクションにいきます。
ボーナスセクションでは、5人の小学生の発明家の事例を紹介がありました!
ボーナスセクション例:
卓球をすると、打ち損ねたピンポンを追いかけて拾いに行かないといけない。ボール拾いをしないで済む卓球の発明はできないか?考えてみよう!
そして、11歳の発明家アレクサンダーくんが、卓球ボールを紐につないで、ボールを追わなくていい卓球の発明をしたというニュースの紹介
さらには、アレクサンダーくんの発明を、ある企業が商品化したというニュース
この、小学生でも発明家になれる!小学生でも社会の一員!というメッセージに息子が釘付けでした。
私の発明は、、、(プリント教材)
プリント教材もあって、同じページからダウンロードできるようになっています。
今回のテーマにちなんで、自分の発明を考えて書くとなってます。
『私の発明は、人々の暮らしをよりよくします。なぜならば、、、』と理由を書かせて、最後に値段までつけるようになってますね😂
うちの息子の場合は、自動で体を洗うマシーンで、99ドルで売るんだそうです😂
紙飛行機にまつわるエンジニアリングを学んで、実際に作ってみる実験
上のスクリーンショットの右下にあるView Hands-on Activityという緑のボタンを押すと、自宅でできる実験の動画↓に移ります。
この回のアクティビティーは「より早く飛ぶ紙飛行機を自分で開発する」というものでした。ミステリー・サイエンスは、動画ではとても高度な内容を説明してくれるのですが、実験はどの家庭でもできそうな簡単なものを提案してくれるので、自宅学習している身としてはとても助かります。
ここから実際の授業では、ミステリーサイエンスのサイトを離れて、クラスのFlipgridというアプリで、自分が作った紙飛行機の実験の様子を動画にとって、クラスメイトにシェアするという授業になりました。
動画を見て、紙飛行機のエンジニアリングを学び
↓
作った飛行機を一旦飛ばしてみて飛行距離を測り
↓
どうしたらより遠くに飛ぶか考えて、改良してしてみようというもの。
クラスの子供達がそれぞれの動画を投稿しているFlopgridのページ↓
ミステリー・サイエンスのYouTubeチャンネル
日本語版ができるといいですね!!
山ほどあるミステリー・サイエンスの授業いろいろ
息子が2年生の1学期にしたミステリー・サイエンスの授業
カエルの生態と鳴き声について
動物を分類する方法について
どうやったら鳥の餌箱に野生の取りを集められるか?
どうやって木が地球の裏側まで旅をしたか
どうやって木がこんなに高くなるのか?
サボテンに水は必要か?
紅葉はどうやって起こるか?
理科の授業はこういう感じで、8月から11月まで、ほとんどミステリー・サイエンスでの学習と、学んだこと、考えたこと、実験してみたことをシェアするクラスのオンライン掲示板(Schoology)や動画投稿のFlipgridを組み合わせたものでした。
息子はこの理科の授業は本当に楽しいようで、毎週、真っ先に取り組む教科の一つです。
12月だけは、ミステリー・サイエンスではなく、プログラミングの授業でした。こちらはまた今度記事にしますね。