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スウェーデンではIKEAより Loppis

Hej!
今日は、家具や食器などについてです。スウェーデンで家具といえば、1940年代にスウェーデンの小さな町から始まったIKEAが有名です。

もちろん私もIKEAは大好きで、ミートボールやジップロックをよく買うのですが、最近、「スウェーデンではIKEAに行かない方が良い」ような気がしてきました。

セカンドハンドが当たり前

スウェーデンは、セカンドハンド(中古品)のお店が充実しています。

SödermalmというエリアのHornsgatanという通りは TIME社が選ぶ「World's 100 Greatest Places 2024」で「Hornsgatan Slow Fashion District」として選出されました。ファストファッションが主流の時代に、Hornsgatanでは「持続可能な消費」や「スローファッション」を楽しむことができます。多くのショップが、リサイクル品やヴィンテージの衣類、家具、食器を取り扱っており、質の高い掘り出し物に出会えることも少なくありません。

私も、スウェーデンに来てからセカンドハンドのお店をよく訪れるようになりました。初めは「中古品って綺麗かな?」という不安もありましたが、実際に見てみると状態が良いものが多いんです。洋服は、スウェーデンブランドの物で綺麗に使われた物をよく見ます。

家具や食器に関しても同様で、ヴィンテージ品やアップサイクルされた家具が非常に人気です。デザインが美しく、長持ちするように作られた家具は、インテリアのアクセントにもなります。食器もスウェーデンらしいシンプルなデザインが多いのも魅力です。

LOPPISでお買い物

https://www.visitstockholm.se/event/fleamarket-at-karlaplan/2024-10-19/1100/1500/

また、セカンドハンドショップだけでなく、フリーマーケット(Loppis)も人気です。週末になると、地元のコミュニティで開催されるLoppisを巡り、家具や食器を探すのが私の小さな楽しみになっています。Loppisでは、売り手との会話を楽しみながら、ストーリーのある一品を手に入れられることも魅力の一つです。場所や日にちによって売っているものが異なるので、毎回新しいものを見つけられます。

夏の間しか開催されないLoppisも多いのですが、私のお気に入り2つを紹介します。

1. Karlaplan Loppis

Karlaplanはストックホルムの中心地に近いエリアで、高級住宅街として知られています。毎年夏になると円形広場のKarlaplan周辺には多くの出店が並び、地元の人たちや観光客で賑わいます。

このLoppisの特徴は、高級住宅街ということもあって品質の良い商品が多いところです。おじいちゃんおばあちゃんがもう使わないからと言って古い食器やラジオなどを売っていたり、家族づれが不要になったおもちゃや本、子供服を売っていたりします。

私はここで、Eva Soloという100年以上の歴史を持つデンマークの会社のマグカップを買いました。出店していたおばあちゃんが、7個で250krで売ってくれました。「本当は定価1つ200kr(3000円ほど)するマグだからお買い得だよ」と教えてくれました。

https://www.evasolo.com/en/table/tableware/cups/lungo-tumbler-2-pcs-elephant-grey

他にも、スウェーデンの食器ブランドのRörstrandの食器や、小さめのワイングラス、グラタン皿などを買いました。

2. Hötorget Loppis

ストックホルム中心部にあるHötorget(ヒョートリエット)では、毎週日曜日に大規模なLoppisが開催されます。

Hötorget Loppisの特徴は、その多様な品揃えです。Karlaplanよりも規模が大きく、アンティークの家具やヴィンテージ食器、レトロなポスター、レコード、アクセサリー、そして古着まで、幅広いジャンルのアイテムが並びます。ここはビジネスとして出店している人が多いような気がしますが、値引き交渉には応じてくれます。

Tcentralen駅から歩いてすぐの場所にあるのもおすすめポイントです。

Loppis に行く前に

本当におすすめのLoppisなのですが、いくつか準備しておくと良いポイントがあります。

送金アプリswish
  1. カードは使えず、支払いはSwishが主流
    swishという日本のPaypayのようなものが個人間の送金ではよく使われます。スウェーデンの銀行口座が必要なため短期滞在だと使えないのでswishを持っている友人がいれば一緒に行くことがおすすめです。
    現金も使えますが、キャッシュレス社会で、現金を持っている人が少ないので、お釣りをもらえない可能性があります。ピッタリ払えるように少額の現金もあると安心です。

  2. 袋を持参
    お皿などを買うと紙袋に入れてくれることもあるのですが、結構重くなって袋が破ける心配があるので、重さに耐えられる袋を持っていくと良いです。また割れ物を買う予定の方は、少し新聞紙などを持っていくとさらに安心です。

  3. 天候に注意
    Loppis巡りは思ったより歩き回ることが多いので、歩きやすい靴が最適です。公園のような場所で開催される場合、特に雨上がりだとぬかるんでいる場所もあるので注意してください。

Facebook Marketplaceなどでの取引

少し前に新居に引っ越して、家具が必要になったのですが、Facebook Marketplaceも大活躍したので紹介します。

家探しついてはこちら:

Facebook Market、これはほぼ自分で取りに行くメルカリです。買い物方法は主に2つあります。

グループに所属

1のグループに所属、というのは、facebook上で、自分の住んでいる地域のグループを検索しそこに入りそのグループ内で取引されている物を買います。私は近くに学生寮が立ち並ぶエリアが2つあったのでそこのグループに入りましたテレビ台や鏡、ダイニングテーブル、椅子、電子レンジなど全部学生寮グループから買いました。全部で6000円くらいで譲ってもらいました。留学を終えて帰国する学生などから買うので、かなり安く買えます。「取りに来てくれる人に無料であげる」というのもあります。
徒歩5分くらいの距離で、重かったので運ぶのが大変でしたが友人3人に手伝ってもらいました。車があれば楽だったと思います。

買ったダイニングテーブルと椅子

https://www.facebook.com/marketplace から検索

検索はエリアや欲しいもの、金額などからフィルタリングして買い物ができます。無料のものもありましたが、少し金額が高めな印象があったので、入ったグループで欲しいものが見つからなかった時に検索を利用しました。こちらでは、車や食洗機など大きいものがメインで取引されているように見えました。メッセージ上で値段交渉もできます。私はミニプロジェクターを検索して買いました。

他にもMarketplaceのアプリがいろいろ

  • Tiptapp
    家具や大型のアイテムを手に入れたいときに便利なアプリです。「不要になったものを引き取ってほしい」という目的で使われますが、状態の良い家具や家電が格安で見つかることがあります。少数ですが、配送してくれる出品者もいますし、発送を手伝ってくれる人もアプリ上で探せます。

  • Blocket
    さらに幅広いジャンルをカバーしたい場合、Blocketというサイトもおすすめです。こちらは家具、家電、自転車からペット用品まで、あらゆる中古品が出品されています。Loppisに行けない時や、特定のアイテムを探している時に役立つサイトです。交渉機能もあるので、お得に購入できるチャンスがあります。

IKEAとセカンドハンドの使い分け

もちろんIKEAの新品の家具や食器にも良いものがたくさんあります。私は、タッパーやフライパンなど新品で買いたいものはIKEAなどで買いました。反対に食器や家具などはセカンドハンドで買いました。これからも、セカンドハンドもIKEAなどのお店で買うのと同じような選択肢として買い物を続けようと思っています。

終わり

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