口角の件、どうしてる?
口角の件だけど、みんなどうしてる?
上げてく派?下げてく派?
私はね、上げてく派なんですけど、あまりにも上げてく派なので、もはや上がってる派です。
自分の顔の中で、唯一自分で褒めてあげられるのがそこ。
この26年、ずっと上げてく派なんですけど、では26年前に何があったのか。歴史に残る出来事、ありましたよね?
そう、もちろん『あすなろ白書』です。あのドラマの開始と同時に、当時学生だった私の目の前に彗星の如く現れたのが、
鈴木杏樹さんでした。
私は一目でファンに…はなってない。杏樹さんごめん。別にファンにまではなってません。
でもね、思ったんです。「この人なんて綺麗な口元で、なんて綺麗に笑うんだろう。」って。口の両端が鋭角にキュッて上がって、すごく可愛い。私もあんな風に笑いたい。よし!今日からあんな風に笑おう。ニコッ!
……で、できねぇ。
え?なんなの?どういうこと?普通の人間(自分基準)、あんな風に上がらないんですけど!なんで??鏡を見て笑ってみると、多少は上がりますが、杏樹さんみたい口角が引き締まって「キュッ」という感じには、全然なりません。
当時の私は多分主に頬の力だけで笑っていて、どちらかと言えば上がるというよりは横に広がる、「ニコッ」というよりは「ニッ」という笑い方でした。
よく見ると杏樹さんは英語を話すせいなのか元々なのか、口角自体を引き上げる、口角挙筋と呼ばれる筋肉を使って笑っていました。なるほどね、分かった。よしそこを意識してやってみよう。ニコッ!
…で、できねぇ。
ビックリです。そんなとこに力、入んないんです。感覚としてはそもそも脳からの信号もちょっとしか届いてないし、何より筋力が全然足りません。こんな些細なことなのに筋力って!
その日から地獄のトレーニングが始まりました。ロッキーもかくや、というほどです。
毎朝生卵を飲み、腕立て、ランニング、生肉をサンドバックにして、逆さ吊りで腹筋、仕上げに「エイドリアーーーン!」と叫びます。
とかいう作り話はさておき(そもそもロッキー見たことないし)、毎日気がついたときに口角を引き上げるのを何度か繰り返すだとか、なんとなく口全体を思い切り動かしてみるだとか。今でこそ口輪筋とか口角挙筋を鍛える方法なんて、検索すればすぐ出てきますが、当時はまだインターネットのイくらいしかない時代なので、完全に自己流です。
でもその効果は割とすぐに現れました。英語の先生だとか、ちょっぴりアメリカに行ったりしてたときにも、You have a beautiful smileと褒められましたし、日本人にも「お前は普通にしてても口角上がってるからまだいいけど、女の子がブスっとしてたら可愛くないから気を付けろよ?」(はいセクハラー!セクハラー!ま、20年以上前ですからね)とか、「英語喋れる人って口がキュッてなってて、そういう笑い方するよね。いいよね。」(そんなに喋れないけどね。筋トレだけどね)と、ただの自己満足で始めたことなのに、結構みんな気付いてくれたのです。
ずーっと後になって知ったのですが、顔の筋肉はとてもとても小さいので、ちょっと鍛えればすぐに効果がでるんだそう。ちょっと!昔の私マジ賢くなーい!?
そして、26年経った今でも、意識して力を抜かない限りは、もしくはガチギレしてない限りは、きちんと口を閉じていれば、笑ってなくてもほんの少し、口角上がってます。(多分ね。無意識の時の自分の顔、確認できないので)
ありがとう杏樹さん!
ありがとうキムタク!
「俺じゃダメか?」全然いいよ!大歓迎だよ!
てなわけで、今でも杏樹さん若々しい口元で、素敵な笑顔ですよね。よかったらみなさまも、「口角 トレーニング」で今すぐ検索!