第20期大分リーグ決勝戦②
2回戦は起家から
小林 庄司 下山 岩村
の並びでスタート
1回戦3着スタートの下山にチャンス手が入る
⑧が1枚切れ白のドラ2枚の好機
難しい選択に見えるが、七対子なども視野に入れた打六と選択する
マンズを払いながらドラを暗刻にして残り1枚の⑧を入れ
渾身の3-6待ち聴牌
だが、無情にもこの時点で3-6は純カラ
この後、14巡目に続々と残り3者の聴牌が入る
まずは親の小林が平和のみの聴牌
続いて庄司は、リーチ
岩村が七対子の聴牌
対局者全員がほぼ同時の終盤に役あり聴牌に
結果は庄司が下山から2600のあがり
初戦ラススタートながら、庄司が挽回へ向け発進した
その後、東場に大きな動きはなく
南1局
北家の岩村に好配牌が入る
ドラこそないが、マンズの一色手が見える形の良い手牌
これを
6巡目に聴牌後すぐに親の小林からツモ切られ
8000のあがり
続く南2局
下山が先制リーチ
だが既に聴牌を入れていた岩村が
すぐさまツモ三色ドラ1の
2000.3900ツモ
更に加点する
苦しい配牌が多く、ツモに恵まれない事が多かった下山に大きな好機が訪れる
南3局
親 下山
5巡目
親の国士無双一向聴
この時点で下山が欲しい南と1が3枚ずつ山にある
11巡目に聴牌
小林、岩村の両名は既に完全撤退で守備へ
庄司も一向聴で粘っていたが、雰囲気を察し退く
山に2枚、最後まで1枚残っていたものの
残念ながら流局
2回戦も岩村の連勝が濃厚な状況でオーラスへ
岩村以外の3者が、優勝するにはオーラスどう手を組みあがりを目指すのか?
半荘4回戦で連勝
ましてや、1人浮きになりそうなこの状況だけは避けたい
なんとかしたい各者の思惑がぶつかる
まずは小林
7巡目七対子のみをツモあがり
だが、このツモあがりを拒否
このままラスを受け入れる選択は岩村にとって絶好な状況
よって手を作り直すことに
ここから打③とする
庄司もなんとか高打点を目指し
③が2枚切られたことで、タンピン一盃口の手より七対子ドラドラを目指す打五とする
小林が四暗刻の見える一向聴に
ドラの2枚を持つ下山が終盤に白後付けの仕掛けを入れる
誰が、2番手で岩村を追うのか?
その椅子を目指し3者が必死に険しい道を選択していく
終盤になり、小林庄司ほぼ同時に聴牌が入る
庄司は小林の当たり牌を抑えてリーチの選択
小林は待ちが東ニとも1枚ずつ
下山は聴牌でわずかな望みに繋げる
12000のロンで原点浮きを達する小林が、ツモ巡のない最後の手番に河底あがりを目指しリーチ
最後まで目的へ向け抜かりない小林
(途中2を暗カン)
結果は…
2人の欲しいあがり牌は王牌に
3者の聴牌で2回戦は終了
岩村が連覇へ向け1人浮き
連勝という結果に
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