公益財団法人 日本生産性本部

日本生産性本部の事務局・講師が考えたことをお届けします。 日本生産性本部HP: https://www.jpc-net.jp/

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最近の記事

新卒体験記②~新卒1年目を振り返って~

はじめに はじめまして。公益財団法人日本生産性本部コンサルティング部の木下耀太郎と申します。2023年4月に入職し、今年2年目を迎えました。 大学時代に近現代史を専攻していたため社会全般への関心が高く、生産性の向上を通して社会全体を豊かにすること、特に雇用慣行や労働環境に関心をもって日本生産性本部に入職しました。 現在、公開型研修の運営と、個別企業への伴走型の支援(コンサルティングや研修など社員教育機会の提供)を担当しています。 さて、この記事のテーマは”新卒1年目体験

    • そもそもSDGsとは? ~ゴール16と17~

      ご紹介してきた17のゴールも今回で最後です。 今回までを含め、改めて振り返ってみてくださいね。 【ゴール16:平和と公正をすべての人に】 持続可能な世界をつくるには、人権や法の支配を尊重する平和で公正な社会が望まれますが、国や地域によっては依然として暴力を伴う紛争にさらされています。  平和でだれでも受け入れる社会を促進し、すべての人々が司法を利用できるようにし、あらゆるレベルで効果的で説明責任があり、だれも排除しない仕組みの構築を目的としています。 そのためには、公正

      • そもそもSDGsとは? ~ ゴール13,14,15 ~

        今回は、主に環境問題に関する3つのゴールを紹介します。 地球の環境は、私たちのあらゆる活動の基盤で、「一人ひとりの心がけで大きな効果につながる」分野でもあります。日々の生活を見直し、かけがえのない地球を大切にする方法を考えていきましょう。  【ゴール13:気候変動に具体的な対策を】 正式には、「気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を実施する」で、タイトルに、緊急性が入っているのはゴール13だけです。 地球上に、気候変動の影響を受けない人はいません。 日本でも異常気

        • 「日本サービス大賞」と生産性の関係は?日本の生産性を考える

          皆さん、大変ご無沙汰しております。 日本生産性本部の松沢です。 かなりnote執筆が空いてしまいました…。ここから、更新頻度を上げていきたい所存ですのでどうぞよろしくお願いいたします! さて、本日は生産性本部としては直球テーマの生産性について書きたいと思います。「なぜ急に生産性?」と思いますよね? その理由は… 日本サービス大賞の募集が始まったからです!!!   日本サービス大賞 (service-award.jp) これは、サービスの高度化と産業の発展を先導する、き

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        • 講演から考えたこと
          6本

        記事

          そもそもSDGsとは?~ゴール10,11,12~

          こんにちは。今回も日本生産性本部のSDGs推進室から発信いたします。 少し間が空いてしまいましたが、17のゴールを3つずつ紹介しているこのコーナーも、後半に突入です。 前半の記事はこちら! そもそもSDGsとは? ~ゴール1、2、3~|公益財団法人 日本生産性本部 (note.com) そもそもSDGsとは? ~ゴール4、5、6 ~|公益財団法人 日本生産性本部 (note.com) そもそもSDGsとは? ~ゴール7、8、9 ~|公益財団法人 日本生産性本部 (note.

          そもそもSDGsとは?~ゴール10,11,12~

          AGC取締役会長 島村氏講演「両利きの経営 組織カルチャー変革への挑戦」から考えたこと

          「経営者の仕事は事業ポートフォリオを変革することである」 私が担当する次世代経営幹部育成プログラム(CLP) において、元日本交通株式会社代表取締役社長の知識賢治氏が述べた言葉で、今回の講演で島村氏も同様のことをお話されていた。 島村氏によれば、事業ポートフォリオの変革とは「視点を変えること」。言い換えれば、販売地域を変えることも、事業の目的を変える(利益を追求する事業として明確に位置付ける)こともポートフォリオの変革に含まれる。 今回の講演を聞き、これまで事務局として

          AGC取締役会長 島村氏講演「両利きの経営 組織カルチャー変革への挑戦」から考えたこと

          楽しみながらSDGsの本質を理解できる「2030 SDGsカードゲーム」

          こんにちは。コンサルティング部の西山です。 今回は、SDGsを社内で周知し、浸透させる最初のステップに最適な楽しみながらSDGsの本質を理解することができる「2030 SDGsカードゲーム」をご紹介します。 このカードゲームは、2016年以降、全世界で30万人以上が体験し、2019年4月には国連本部でも実施されました。なんと、日本で開発されたゲームです。 企業だけでなく、自治体や学校など様々な場で数多く実施されています。なぜこれほどこのカードゲームが行われているのでしょ

          楽しみながらSDGsの本質を理解できる「2030 SDGsカードゲーム」

          スズキ トモ氏講演 「新しい資本主義」DS経営のアカウンティング~令和版所得倍増計画を目指して~」から考えたこと

          こんにちは。日本生産性本部事務局の松沢です。 本日は、トップエグゼクティブ朝食会 スズキ トモ氏の講演について 考えたことを書いていきます。――――――――――――――――――――――――――――― 本ポストは、なかなか招聘できないゲストによる、大変貴重な講演を「勉強会の1コマとして終わらせるだけではもったいない!」と感じ、事務局(松沢)が講演内容から考えたことをお伝えします。――――――――――――――――――――――――――――― スズキ トモ氏のご紹介 講演会の企画

          スズキ トモ氏講演 「新しい資本主義」DS経営のアカウンティング~令和版所得倍増計画を目指して~」から考えたこと

          ブランドを作ってみよう②

          こんにちは。コンサルティング部の松沢です。 前回(ブランドを作ってみよう①)に引き続き、ブランド作りのステップについてです。 前回は、ブランド作りの ①ありたい姿を決める ②顧客との関係性を決める ③ブランドピラミッドを作成する というステップを終えました。 次は、あるべきお客様との関係性【企業と共に、企業の成長と働く人のウェルビーイングの連動を目指す協働体】に向けてブランドイメージが顧客との共通認識となるよう浸透を図ります。 前回策定したコンサルティング部のブランド

          ブランドを作ってみよう②

          コロナ禍で見えてきたマーケティングと営業の適切な連携②

          こんにちは。コンサルティング部の平澤です。 前回のポストに引き続き、コロナ禍で私が行った「マーケティングと営業の関係」に関する調査研究の概要をご紹介します。 今回は、調査研究から具体的にどのような傾向がみられたのか、そこから、マーケティングと営業の適切な連携についてどのように考えるべきか、を掘り下げていきます。 調査では、「変化への対応」について下記3つの探求する点を設定し、業種や規模の異なる複数のBtoB企業を対象にインタビューを実施しました。 ①    コロナ禍に

          コロナ禍で見えてきたマーケティングと営業の適切な連携②

          コロナ禍で見えてきたマーケティングと営業の適切な連携①

          こんにちは。コンサルティング部の平澤です。 普段私は研修の企画・運営、講師のほか、組織内部での業務プロセスの改善支援に携わっています。過去に情報関連サービスを扱う事業に営業職として従事していた経験があり、B to B のマーケティング・営業支援を得意領域の一つとしているとともに、自分自身も企画・提案営業の活動を日々行っています。  多くの企業が経験したことかと思いますが、2020年のコロナ禍以降、対面での営業活動の機会は大きく制限され、従来のような営業活動での顧客・案件の

          コロナ禍で見えてきたマーケティングと営業の適切な連携①

          ブランドを作ってみよう①

          こんにちは。コンサルティング部の松沢です。 今日は今までの講演の内容ではなく、ブランド作りを実際に体験する機会がありましたのでそれについて書いていきたいと思います。 皆さんは、ルイ・ヴィトンと聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?「高級ブランド」「鞄」「モノグラム」などでしょうか。 多くの消費者はルイ・ヴィトンに対して上記のような「共通認識」を持ちます。ルイ・ヴィトンも、消費者は上記のようなイメージを持っていると認識したうえで様々な施策やマーケティングを実施しており

          ブランドを作ってみよう①

          仕事に人生の大半を費やすからこそ、エンゲージメントを「目的」にする

          こんにちは。日本生産性本部主任経営コンサルタントの黒田です。 今回はエンゲージメントについて書いていきます。 【エンゲージメントの概念としくみ】 エンゲージメントは1990年以降欧米で話題にされるようになった新しい概念です。Engagementは「かかわり」を意味する言葉で、仕事に対する「かかわり」を強めようという状態をワーク(仕事)エンゲージメント、会社やチームに対する「かかわり」を強めようという状態をエンプロイ(従業員)エンゲージメントといいます。 また、エンゲージ

          仕事に人生の大半を費やすからこそ、エンゲージメントを「目的」にする

          【新卒体験記】新卒1年目を駆け抜けて考えたこと、感じたこと

          はじめに 日本生産性本部コンサルティング部、新卒1年目の張(はり)です。 社会人となり約11ヶ月。目の前の仕事に必死で取り組んでいたら、あっという間に1年目が終わろうとしています。きっと、世間の新卒の多くがそうだったと思います。 長い社会人生活の中でもとりわけ濃いであろう「新卒1年目」について、考えたこと・感じたことを書き記します。 ・社会人デビューを目前にして不安がぬぐえない方 ・ともに1年を駆け抜けた全国の同期たち そんなひとたちにぜひ読んでいただきたいです。 私

          【新卒体験記】新卒1年目を駆け抜けて考えたこと、感じたこと

          岩嵜 博論氏講演「成長戦略としてのパーパス経営~『意義化』する経済とその先」から考えたこと

          こんにちは。日本生産性本部事務局の松沢です。 本日は、トップエグゼクティブ朝食会4月例会 岩嵜博論氏の講演について考えたことを書いていきます。――――――――――――――――――――――――――――― 本ポストは、なかなか招聘できないゲストによる、大変貴重な講演を「勉強会の1コマとして終わらせるだけではもったいない!」と感じ、事務局(松沢)が講演内容から考えたことをお伝えします。――――――――――――――――――――――――――――― 1.パーパスとは 最近よく耳にする

          岩嵜 博論氏講演「成長戦略としてのパーパス経営~『意義化』する経済とその先」から考えたこと

          そもそもSDGsとは? ~ゴール7、8、9 ~

          こんにちは。今回も日本生産性本部のSDGs推進室から発信いたします。 前回の4、5、6に続き、今回は下記の3つをご紹介します。  始まる際には、17もゴールがある・・・!と思いましたが、早いもので、今回で折り返しとなります。 ここまでご紹介したゴール、よろしければ改めて振り返ってみてくださいね。  【ゴール7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに】 全ての人々が、手頃な価格で信頼できる持続可能な近代的エネルギーを利用できるようにするのが目標です。 世界人口の1割以上の

          そもそもSDGsとは? ~ゴール7、8、9 ~