「価値を大切にする金融実践者の会」第9回オンライン対話会を開催しました
7/16(金)9回目のオンライン対話会を開催しました。
今回のテーマは、「気候危機とバリュー・ベース・バンキング」です。
菅政権は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カー ボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言しました。気候危機はもはや世界の金融での最大の関心ごとのひとつであり、GABVでも加盟するオランダのトリオドス銀行などが主導してPCAF(Partnership for Carbon Accounting Financials)という団体が投融資に関連するGHG排出量の評価・レポーティングの統一された基準を策定して、その普及活動を進めています。
脱炭素化と地域経済の活性化を実現していく上では、地方自治体と並んで、地域金融機関によるESG地域金融の取組が重要とされています。しかし、日本の地域金融機関では気候変動に対していまだ活動に消極的であり、実際にどのようにどこから、着手すればよいかという現場の悩みもきかれます。
今回の定例会では、気候危機の問題に対して真正面から向き合う対話を繰り広げました。
■スピーカー
近藤 崇史さん 環境省 大臣官房 環境経済課 環境金融推進室 室長
小崎 亜依子さん 金融庁 総合政策局 総合政策課 サステナブルファイナンス担当
関 憲太さん KPMGコンサルティング株式会社 ディレクター
加藤 貴大さん リクロマ株式会社 代表取締役
野村 勉さん 第一勧業信用組合 理事長
■ファシリテータ
江上 広行 代表理事・事務局長