動物病院の開業が増え続ける理由
こんにちは。
JPB株式会社の行光(ユキミツ)です。
JPB株式会社とは?
JPB株式会社は、2023年8月に設立し、JPB動物病院グループや老犬ホームスマイルフラワーの運営をはじめとした様々な事業を行っています。スタッフ全員の「想いを、実現する」ことで、私たちはより良い世の中を創造していきます。
動物病院は増え続けている
ペットの数が減少傾向にある中、小動物の動物病院の数は増え続けています。現在、1万2000件もの動物病院が全国にあり、ローソンの1万4600件という数字と比較すると、こんなに多いのかと驚かれる方も中にはいらっしゃるかもしれません。ただ、人気の地域に集中しているということもあり、東京1882件に対して福井県は44件と地域における件数の差が大きく開いています。もちろん、その分、獣医師の数も人気の地域に集まりやすいということになります。
動物病院の開業方法
動物病院の開業する際は、新規もしくは事業承継の選択肢があり、どちらを選んでもメリットがありますので、開業獣医師の判断に任されます。
開業する多くの獣医師と話してきましたが、開業するのは以下の理由が多いように感じています。
・昔からの夢
・今の職場では院長になれない
・自分の好きなようにやりたい
どの理由であったとしても、開業して人を雇用すればその人の人生を預かることになりますし、開業後も自分の病院を成長させていくことはとても重要になります。
消去法で開業を選択してしまうリスク
上記の3つの選択肢の中で2つ目と3つ目の理由で開業する人は非常に注意が必要です。「動物病院を開業すること」は獣医師免許があればそんなに難しいことではありません。もし、資金が集められなければ設備投資を抑えればいいですし、テナントも安い場所を選べば開業できます。また、往診のみであれば非常に少ないコストで独立できます。
では、なぜ注意が必要なのか?ということですが、開業した後のモチベーションが変わってくるからです。昔からの夢であれば、地元に帰り、家族や知り合いにも来てもらって充実感を感じることができますが、他の2つは理由が自分ごとではなく、現在の職場環境が原因になっています。そのため、もしかしたら開業後に「やっぱり違った。。」と思ってしまい、モチベーションを維持できないリスクが大きいと感じます。
獣医師のキャリア選択肢
今後については、院長の高齢化により廃業する病院もでてきていることから横ばいもしくはもう少し微増傾向が続くかもしれません。ただ、犬猫の飼育頭数がさらに減少していくと予測されているため、この現象とともに廃業件数が加速していく可能性もあり、そうするとさらに競争が激しくなります。そこで、私たちが重要であると考えていることが、獣医師のキャリア選択肢を増やすことです。
臨床現場におけるキャリアを増やすことはもちろん、臨床現場以外でも活躍できる場は沢山あります。医師免許と同じように、獣医師という資格は、研究や開発など様々な事業で活かせますし、飼い主さんから簡単な相談に乗ることもできます。また、マネジメントに興味があれば人事部として活躍することもできますし、ペット関連分野において獣医師の資格を活かした事業を思いつくこともできます。実際、SPM制度という弊社独自の制度で獣医学生と事業を進めていますが、斬新なアイデアが沢山出てきます。
Partner制度
これも弊社独自の制度になりますが、独立したいが不安がある、独立後に医療に集中したい、絶対に失敗したくないなど、考えている獣医師へ独立前から独立後までJPBグループが支援していく制度です。前述したようにペットの数が減少していく中、不安に感じる獣医師も増えてくることも考えられますので、この制度を活用して夢の実現へ進んでもらいたいと思います。
JPBグループがやるべきこと
私たちは、1人1人が想いの実現に向けて働くことが働きがいを高め、より良い社会を作っていくと考えています。そのため、学生のうちからSPM制度で視野を広げてもらい、事業を行う喜びを感じてもらうこと、そして、獣医師になっても様々なキャリアを準備し、独立したい人にはPartner制度を活用してもらい、より幸せなキャリアを歩んでもらうこと、その結果、働く人もサービスを受ける人もみんなが幸せになることができます。そういった業界の実現を目指し、これからもグループとして成長して参ります。
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