人と組織と社会のつながり
こんにちは。
JPB株式会社の行光(ユキミツ)です。
JPB株式会社とは?
JPB株式会社は、2023年8月に設立し、JPB動物病院グループや老犬ホームスマイルフラワーの運営をはじめとした様々な事業を行っています。スタッフ全員の「想いを、実現する」ことで、私たちはより良い世の中を創造していきます。
組織文化とは?
「組織文化」という言葉は、使わない人にとったらあまり馴染みにくいワードかもしれませんがとても重要なことです。「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、その社会に所属したらその社会にルールに従わないといけない、という言葉です。食文化などは最も典型的であり、牛を食べる国や食べない国などがあります。組織文化も同じで、ある企業では当たり前だったことが、違う企業では当たり前ではない習慣となってしまうことがあります。
組織文化の浸透
組織文化の浸透するメリットは、目的や目標に向けて一体感がでることに尽きると思います。ただ、この一体感のいう言葉を間違えて捉えないように注意しないといけません。「誰かの悪口を言って同じ方向を向いている」「上司に怒られないように全員が仕事をしている」これらもある意味では一体感が出ていますが、正しい一体感とは言えません。前者は、学校におけるいじめと変わりませんし、後者は、仕事する目的がぶれてしまっています。これらの間違えた一体感は、新しい社員が働きにくくなる原因にもなり、離職増加や社員の主体性の低下にどんどんつながっていきます。
では、良い組織文化とは?という点ですが、私の考える良い組織文化は、「その仕事を誰のために行っているか理解していること」、「そのために自分の役割が明確であること」この2点を全てのスタッフが理解していればとても強い組織文化であると思います。この文化はすぐにできるものではなく、組織の成長に伴ってスタッフは増え続けていくものなので、常に社員へ浸透し続ける仕組みを作り続けなければならないと感じています。
オンラインのみで良い組織文化はできるのか?
さて、この点については様々な意見があると思いますが、私はやはりリアルのつながりは大事であると考えています。コロナ感染症が流行し、その時に孤独感を感じた人が増えたというデータがあるようですが、これはやはりリアルのつながりが重要であるということの裏返しではないかと感じます。オンラインでも、もちろん良い面はあると思いますが、実際に人と出会って話すことと、画面越しに話すことでは全く違う感じ方がありますね。
良い組織文化が社会へもたらすメリット
最近見た映画の中で若者の孤立問題に関する話がありました。その映画の中で、「まずは自分が一生懸命取り組めるものを見つけて社会に参加する」というメッセージがありました。
人は、社会とつながりを持つことで生きています。子供にとっては学校と家庭、社会人になれば週の多くの時間を費やす仕事が最も重要になります。そのため、良い組織文化を持つ企業に入り、情熱をもって仕事をできれば、個人と組織のつながりも強くなり、その組織が大きくなればなるほどさらにつながりが広がり、より良い社会を作ることにつながるのではないかと考えています。
コミュニティづくりの重要性
さて、個人と組織のつながりの話を進めてきましたが、このつながりと同じように、人と社会、特に子供や高齢者と社会をつなげる仕組みがこれからの日本に必要であると感じています。最近、自治体の方と話す機会があったのですが、孤独と感じる人たちになかなか情報が届かないので社会参加につながらないという話がありました。これは、高齢者の方たちの中にはスマホに馴染めずに情報弱者となってしまっている、家庭環境により子供へ情報が届かないなど様々な理由があると考えられます。
私たちの業界の強みを活かせるという面では、そういった課題対策に人と人のつながりを作る役割をペットが果たしてくれるのではないかと考えています。特に犬ははるか昔から人と生活してきている動物であり、オンラインでのつながりが当たり前となっている便利な社会においても、リアルな地域コミュニティ形成にも役立てるのではないかと感じます。こういったコミュニティに、高齢者や子供、若者が参加できるようになれば、災害時などの緊急時にも役立てることができるようになります。
JPB株式会社、NPO法人Link toの活動を通じてこれからもより良い社会を作れるように邁進して参ります。
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