ペット防災の備え
こんにちは。
JPB株式会社の行光(ユキミツ)です。
JPB株式会社とは?
まずは、JPB株式会社を紹介させていただきます。JPB株式会社は、2023年8月に設立し、グループ動物病院や老犬ホームの運営をはじめとした様々な事業を行っています。スタッフ全員の「想いを、実現する」ことで、私たちはより良い世の中を創造していきます。
ペット防災の重要性
犬や猫は日本に1500万頭以上います。これは、15歳未満の子供よりも多い数というのは聞いたことがあると思います。これだけの数がいるので、もっとペットとの防災について認知を広めていかないといけないと感じています。私たちは、これからJPB動物病院グループを全国へ広げていくとともに、私たちの動物病院グループが災害時に何かの役に立てればと考えています。また、老犬ホームスマイルフラワーには100頭以上を収容できるスペースや、2500坪の広い敷地があるので、何かあった時の預かり先、避難先として機能できるように、準備を進めていきたいと思
います。私たちもペット防災については勉強し始めたばかりですが、今回はそのペット防災についてお話しできればと思います。
マイクロチップの重要性
まず、災害が起こった時に、ペットと一緒に被災する場合と別の場所で被災する場合に分かれます。例えば、別の場所で被災した場合でかつ、自宅に戻れない場合、どうしても自身の安全を確保してから、ペットの様子を確認することになります。そして、自身の安全確保ができるまで時間がかかることもあると思います。そういったときに重要になるのがマイクロチップです。例えば、犬も被災してびっくりして家から飛び出してどこかに行ってしまった時でもマイクロチップが埋め込まれていれば、飼い主情報が登録されているのでどこかで見つかれば必ずまた会えることができます。このように、マイクロチップを打つことは痛そうかもしれませんが、災害時にはとても役立ちます。私自身の経験ですが、迷子になったプードルを保護した時に、マイクロチップが入っていたため、すぐに飼い主さんの自宅へ連れていけたこともありました。防災時に備えて、必ずマイクロチップは入れるようにしましょう。
避難所や預け先の把握
さて、上記は別々に被災してしまった時のお話ですが、一緒に避難する場合はどうでしょうか。以前、自宅の近くに避難所を知っている方が何人くらいいるかを聞いてみたことがあるのですが、ほとんどの方が知らないと答えられました。災害時にはどこへ避難するべきか、そして避難所における生活方法も知っておかなければいけませんね。もし、ペットと一緒に入れない先であれば車中生活になるかもしれませんし、車中生活もできない場合は他の預け先も知っておかなければなりません。信頼できる知人へ預けるというのも一つの選択肢になると思います。私自身、阪神大震災の時、まだ小さかったですが兵庫県にいました。その時はすぐに東京の祖父母のところへ避難でき、結局数カ月間暮らしましたが、そのような信頼できる先をリストアップしていくことは大事ですね。避難所や預けられる先がどこにあるか、今のうちから把握しておきましょう。
ペットの社会化も大切
最後に、避難所での暮らし方についてです。ペットと一緒に同じ場所で過ごせる場合、別々の部屋で過ごす場合、人は室内、ペットは屋外で過ごす場合など様々な過ごし方があります。
どのパターンにしても、ペットを一緒にいる人と飼っていない人が混在して暮らさなければならないので、ここでは、ペットが社会化できているかはとても重要になります。社会化とは、人に対して無駄吠えしない、クレートにスムーズに入れるなど、人とペットが一緒に過ごしていく上でとても大切なことです。欧米では日本よりも社会化に対しての意識が高く、だいぶ浸透しているようですが、日本ではまだまだ発展途上だと感じています。社会化が普及していけば、日本もペットと一緒に出掛けられる場所がもっと増えていくと思いますし、社会化という点は非常に重要であると考えています。
まとめ
今回は、ペット防災に関するお話でした。私たちも防災について学びながら、どうやって啓蒙していくかを日々考えていますが、災害はいつ起こるかわかりません。なるべく早く、様々な方と協力しながら啓蒙をおこなっていきたいと考えています。災害が多い日本だからこそ、災害時の備えをしっかりしておくこと、そして災害が起きた時にどうするべきか、そして私たちには何ができるか、引き続きしっかり考えていきたいと思います。
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