ぼくの夢は悲しみから生まれた
ぼくには『バーベキューを使って日本を平和にする』って夢があるのですが、その前に『自分のバーベキュー場をオープンさせる』という夢もあります。
普通に考えれば、自分の好きなようにやりたいから「自分のバーベキュー場をオープンさせたいんだな」と思われるでしょう。
しかしそうではないのです。
『自分のバーベキュー場をオープンさせる』という夢は、悲しみから生まれたのです。
悲しみ、いや、憎しみとも言えます。
その理由は、現在日本国内によくある『手ぶらでバーベキュー』と呼ばれる施設のほとんどが、本当に酷いものだからです。
『手ぶらでバーベキュー』と呼ばれる施設は、バーベキューグリルや炭、食材などなど、バーベキューに必要な物を全て準備してくれている場所です。
何も持たず(お金はもちろん必要)に、その場所へ行くだけでバーベキューがやれるのですから、それはもう素晴らしい場所なんです。
しかし!!このよくある『手ぶらバーベキュー』のほとんどが、とてもバーベキューと呼べる代物ではなく、ただただ屋外で薄っぺらいお肉を焼いて、焼肉のタレで食べさせるだけのものなのです。
屋外で薄っぺらいお肉を焼いて、焼肉のタレで食べることが悪いのではありません。
それを「バーベキュー」と呼び、集客をしていることが問題なのです。
もちろんぼくはそれらの場所を見ただけではなく、体験したことがあります。(トップにある写真も、『手ぶらバーベキュー』とうたって集客をしているお店です)
薄っぺらくどこの部位かもわからないお肉、あらかじめカットされ、水分が抜けてパサパサになっている野菜、〆には90%以上の確率で出てくる焼きそば。
これらの食材で、本当にバーベキューが楽しめるでしょうか?
この食材であれば、屋内で調理し、それを屋外で食べるだけの方が、よっぽど美味しくいただけることでしょう。
ぼくの悲しみとは、この食材で「バーベキュー」と言われ、食べさせられたお客様達が、これをバーベキューと思ってしまうことなんです。
ぼくにもの凄い技術があるとは言いませんが、ぼくが開催したバーベキューに参加してくれた人からは、「バーベキューに対する概念が変わった」と言ってくれる人が1人や2人ではありません。
それほどまでに、バーベキューとは薄っぺらいお肉とパサパサの野菜をただ屋外で焼いて、焼肉のタレで食べるものというイメージがついてしまっているのです!!
「バーベキューとは何であるか?」これについてはまた後日お話ししたいと思いますが、何はともあれ【楽しい】が大前提となるのです。
「美味しくなければ楽しくないのか?」と聞かれたら、「NO」ではあるのですが、誰がどう調理したとしても、最初から「美味しくなさそう」と感じてしまえば、楽しく感じることは難しいでしょう。
バーベキューでは分厚いお肉、野菜は丸ごと焼かなくてはいけないなんてことはありませんが、お肉のほとんどの部位では分厚いまま、野菜はカットせずに丸ごと焼いた方が美味しく食べられるのは事実です。
とにもかくにもただ薄っぺらく美味しそうではないお肉と、カットされてパサパサの野菜を用意され、好きなように焼いて食べてね!というバーベキュー場は無くなって欲しい!!
そう強く思ったことから、お手本にしてもらえるようなバーベキュー場をオープンさせなくてはならない!と思った次第です。
あなたにも本当に楽しいバーベキューを体験していただきたいのです。