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音響拡散体って何だ??
オーディオは、機器と同じくらい部屋も大切!という話を聞いたことはないでしょうか?
実は、楽器の演奏をする人は、響きのいい部屋で練習をするとすごく気分が乗ってくるものだそうです。
せっかくスピーカーでお気に入りの音楽を楽しむなら、調整された部屋で存分にいい音に浸りたいですよね。この調整がまた、色々なアプローチがあって面白いのです。
インテリア性もあってお手軽に音環境を改善できる「オトノハ」の記事が、JASジャーナル2024冬号に載っていますので、ご紹介します。
「オトノハ」とは
以下の説明図のように、音源から出てくる音を反射音が邪魔しないために、反射音を拡散させるパネル、これが音響拡散体「オトノハ」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711638389249-DC8y8vrBjC.png?width=1200)
平面の壁の場合、強い反射音と音源から出る音が被さってしまいます。
音源本来の音が阻害され、明瞭性や定位が悪くなる原因となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711638464806-k7dg7tc3Fj.png?width=1200)
オトノハが反射音を散乱させることで、音源から出る音が聞きやすくなります。
吸音材で対処した時のように、高音が吸収されすぎて、
モコモコした音になる心配もありません。
「オトノハ」の形のヒミツ
オトノハは、音の散乱に有利となるように「黄金比」・「黄金角」が使われており、植物の成長と多様性、音楽の作曲技法が開発のヒントとされています。
植物の葉は太陽の光を効率よく浴びるために、葉が黄金角で展開されているものが多いとのこと。黄金角には、黄金角単位で回転しても同じ角度に戻らないという性質があって、その性質を用いたオトノハでは、音を散乱させる重要な要素の一つとなっているそうです。
オトノハでは、また黄金比をブロックの大きさや立体の形状、拡大率に用い、散乱の効果を高めています。
詳しい内容は、以下のJASジャーナルへ
#オーディオ #audio #ルームチューニング #拡散 #吸音 #オトノハ