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【原神】冒険ランク45が遠い、マジの初心者向けフローチャート【初心者】

2022/11/30 コメント頂き、誤字を修正しました。ありがとうございます!

イントロダクション

原神のキャラ強化は多くの素材を要求され、大変です。特に無課金・微課金で攻略しようとするとき、色々なキャラクターをまんべんなく育成しようとするとレベルが足りなくなり、敵を倒せなくなって詰みます。(※昔の話。今は救済措置があるので、完全に詰むことはなくなった)

原神では冒険ランク45から「聖遺物」の厳選を開始することができ、この「聖遺物」をより強くしていくのが原神の育成におけるエンドコンテンツと言って良いでしょう。この聖遺物の組み合わせについては、すでに多くの記事が氾濫しています。

ですが、実際のところ最も指南が欲されるのは、そもそも育成リソースが有限であり、聖遺物を集めることも大変な序盤です。そこで、冒険ランク45未満から始める、ランク45以降の聖遺物厳選でも苦労しづらいキャラクター選択と育成をご紹介します。

フローチャート

  1. アタッカーとヒーラーのレベルを上げる

  2. その二人の武器のレベルを上げる

  3. 冒険ランク30で2章1幕「離島脱出計画」をクリア

  4. 秘境「熟眠ノ庭」で聖遺物「海染硨磲」を4部位集める

  5. 冒険ランク45から聖遺物厳選を開始

上記フローチャートを解説します。

1,アタッカーとヒーラーを育てる

まず育てるべきは「アタッカー」と「ヒーラー」です。後述しますが、私が原神を始めた初期と比較して、特にヒーラーを育てる恩恵が非常に大きくなっています。最悪、アタッカーは育成する必要がありません。アタッカーを所持していない場合、「好きなキャラ」と「ヒーラー」を育ててください。

恒常ガチャから排出されるアタッカー

  • ディルック

  • 刻晴

  • ティナリ

  • 凝光

  • 鹿野院平蔵

  • 煙緋

恒常ガチャから排出されるヒーラー

  • 七七

  • バーバラ

※ジンやベネットなどのヒーラーもいますが、こちらは今回の目的から外れているので除外しています。後述します。

アタッカーを育てる理由

原神には「世界ランク」という仕組みがあり、これによって敵の強さが変動します。例えばドラクエやFFであれば、最初の街の敵が弱く、後半のダンジョンの敵は強くなります。しかし、原神はオープンワールドであり、ゲーム開始時点では世界すべての敵が弱い状態です。

ゲームを進めると、「冒険ランク」が上がり、この「冒険ランク」に応じてコンテンツが開放されます。最初からいろいろなことができると混乱してしまいますから、それを防止するためのゲームデザイン上の措置でもあります。そして、この「冒険ランク」が上がると、「世界ランク」を上げることが可能になります。「世界ランク」が上がると単純にフィールドの敵が強くなります。これだけではデメリットのようですが、世界ランクが上がることで敵のドロップアイテムが増え、世界ランクが高くなければドロップしないアイテムも存在します。育成の過程でそれらの素材が必要になるので、世界ランクは基本的に上げ得です。

世界ランクが上がることで、特に厄介なのが「敵のHPの上昇」であり、高いHPを削るためにはより高いダメージを出す必要があります。

原神には「元素反応」という仕組みがあり、これを使うことで高いダメージを狙っていくのが楽しみの一つなのですが、なにぶん元素反応は初心者にはややこしく、頻繁なキャラクターチェンジやシステム・キャラクター理解が必要となり(分かってきたら楽しいけど)とりあえず世界を冒険することが一番楽しい序盤において、考えることが増えて単純に楽しくなくなる可能性があります。

そこで、本人が攻撃して、単純にその攻撃でダメージを出すキャラクター……つまりアタッカーに育成リソースを入れることで、いろいろな問題を解決しようということになります。

ですが、配布キャラクターでアタッカーになるキャラクターは「香菱」や「ガイア」など、序盤では使いこなすのが難しいキャラクターが多く、どうしてもガチャ産のキャラクターが向いています。ですが、全員が全員ガチャからアタッカーを引けるとは限りません。そこで、今回のフローチャートでミソになるのが「ヒーラーの育成」です。

ヒーラーを育てる理由

単純に冒険が快適になります。いちいち回復アイテムをバックから使用する必要がなくなり、七天神像に触れて回復する必要もなくなります。ですが、もっとも重要なのは「簡単に火力を出す手段がある」からです。

ヒーラーと言いましたが、ガチャから「珊瑚宮心海」や「七七」を引いていない限り、つまりこのヒーラーとは「バーバラ」のことです。

バーバラは最初期から実装されているシンプルなヒーラーで、元素スキルを発動すると出場キャラクターにリジェネ効果を付与する水の輪を召喚します。また、このスキルが発動した状態で通常攻撃を使うと、すべてのキャラクターを小量ずつ回復。元素爆発で味方全体を即時に大回復します。

バーバラは育成も簡単です。HPの回復効果はすべてバーバラのHPの依存であり、攻撃力を一切上げる必要はありません。HPが増加する効果をもった武器を持たせ、聖遺物はすべてHP増加効果のあるものを装備すれば問題ありません。もしもあるなら、理の冠は「与える治療効果」を装備すれば更に文句なしです。(※死の羽のメインステータスは攻撃力固定なのでHPは存在しないことに注意)

武器は☆3で簡単に手に入る「竜殺しの英雄譚」が良いでしょう。レアリティが低いため攻撃力が低いですが、そもそもバーバラの回復量はHPで変動するので、サブステータスのHP強化効果で十分ですし、更に「竜殺しの英雄譚」は味方一人の攻撃力を大幅にバフする効果があるため、表で戦うアタッカーを簡単に強化できます。

さて、ここまで回復量を増やす話しかしてきませんでしたが、「回復量を増やしても、バーバラの攻撃ダメージは攻撃力依存だからダメージにはつながらないのでは?」という疑問が生じたかもしれません。そうです。回復量を増やしてもダメージは増えません……ある聖遺物の効果を除いては

それが「海染硨磲」です。

2,二人の武器のレベルを上げる

さて、聖遺物の話をする前に、キャラクター育成の話に戻りたいと思います。聖遺物を集めるにも、最低限のキャラクター強化が必要です。

最序盤にダメージを上げる最もシンプルな方法は「攻撃力を上げること」です。原神のダメージ計算式を考えれば「〇〇属性ダメージアップ」や「会心ダメージ増加」などを利用したほうがダメージは上がるのですが、これは聖遺物厳選が必要であり、それは冒険者ランク45以降の話です。ゲーム側のレベルデザインもそれをある程度反映した調整になっており、基本的には「攻撃力」さえ上げていれば、そのランクの敵であれば倒せるような調整になっています。

そして、攻撃力を上げる単純で効果的な方法こそが「キャラクターのレベル上げ」と「武器のレベル上げ」になります。

特に初心者が見落としがちなのが武器のレベルであり、実は殆どの場合、キャラクターのレベルを上げて得られる攻撃力上昇値より、武器のレベルを上げて得られる攻撃力の方が高いケースが多いです。

もちろん、キャラクターのレベルを上げないとスキルも開放されませんから、キャラクターのレベルを上げるのは必須です。(特にHPが伸びるため、耐久力が増えて冒険での安定感が上がる)ですが、ダメージを増やしたいのなら、武器のレベルを上げるべきでしょう。

とにかく、冒険者ランク40程度までであれば、その世界ランクで上げられる上限値までキャラクターと武器のレベルを上げていれば、火力不足になることはありません

さて、聖遺物の話に戻します。

3,世界任務2章1幕をクリア

冒険ランク30で進行可能になる、2章1幕「離島脱出計画」をクリアしてください。原神はストーリーが面白いゲームでもあるので、ぜひ楽しんで。これをクリアすることで稲妻の「セイライ島」に行くことが可能となり、これで秘境「熟眠ノ庭」にアクセスできるようになります。

4,「熟眠ノ庭」で「海染硨磲」を集める

秘境「熟眠ノ庭」で聖遺物「海染硨磲」を4部位集めましょう。

海染硨磲を4セット装備している心海

「海染硨磲」のレアリティは☆4(紫色)でも構いません。できればメインステータスは以下の通りが良いですが、手に入らなければステータスは違っても構いません。重要なのは海染硨磲の「4セット」効果が発動することです。

理想の「海染硨磲」のメインステータス

  • 生の花:HP

  • 死の羽:攻撃力

  • 時の砂:HP%

  • 空の杯:HP%

  • 理の冠:与える治療効果 or HP%

育てているヒーラーが七七なら、「HP%」をすべて「攻撃力%」に置き換えてください。とはいえ、重要なのは4セット効果であり、メインステータスは何でも構いません。(ただ、メインステータスは上のリスト通りにするのが一番火力が高くなります)

そもそも「海染硨磲」って何?

やたら効果が長く複雑であることで有名な聖遺物ですが、実際に発生する現象は至ってシンプルです。「海染硨磲」を装備したキャラクターが行った回復量を、敵に対する同量に近いダメージにする、という効果です。(しかも、これはHPが満タンの状態で回復したとしても、その回復量と同じダメージに変えることができます)

つまり、先程バーバラの回復量をとにかく増やす、という話をしたのは、この「海染硨磲」を装備することで、回復量がそのままダメージに変わるから、ということだったんですね。

特にバーバラは参照ステータスがHPであり、HPは原神で最も上げるのが簡単なステータスの一つです。だから初心者向け、という話でもあります。

この聖遺物「海染硨磲」を使うミソは、レアリティが低くても問題ない、ということにもあります。

どうして「聖遺物の厳選は冒険ランク45から」と言われるのかといえば、聖遺物の最大レベルがレアリティによって決まるからです。紫の聖遺物の最大レベルは「16」なのに対し、金の聖遺物の最大レベルは「20」もあり、更にレアリティが高い聖遺物のほうが、メインステータスの上昇値も高く設定されています。基本的に、レアリティの低い聖遺物がレアリティの高い聖遺物の補正値を超えることはありません。冒険ランク45から挑める秘境では「☆5(金色)」の聖遺物が確定でドロップするようになるため、効率がよい、ということなのです。

ですが、「海染硨磲」の4セット効果は、セットを揃えると発動する効果であるため、レアリティが違っても効果に差はありません

 もしもバーバラの回復量を十分上げることができているのなら、この時点で手に入る聖遺物でも3秒毎に1万ダメージくらいの範囲攻撃は夢ではありません。これくらいのダメージが出るのなら、多少アタッカーの育成が不十分だったとしても、合わせた火力は十分なものになるはずです。

5,冒険ランク45から聖遺物厳選を開始

さて、冒険ランク45で本格的に聖遺物厳選が始まります。ですが、「海染硨磲」4セットを揃えたあなたであれば、火力が足りなくて秘境の敵が倒せない……なんてことは無いでしょう。最悪、マルチプレイという救済措置もあります。根気よく周回しましょう。

初心者が回るべき秘境は一つです。それは稲妻のヤシオリ島にある「椛狩」です。この秘境でドロップする「絶縁の旗印」は元素爆発アタッカー全員の最適聖遺物であり、配布キャラクターである「香菱」や「ガイア」、☆4キャラクターの強豪である「行秋」「北斗」などでも最適な聖遺物になっています。また、現在原神でもっとも強いアタッカーとされている「雷電将軍」「夜蘭」も「絶縁の旗印」が最適な聖遺物です。

更に、副産物として得られる「追憶のしめ縄」も汎用性の高い聖遺物で、通常攻撃や重撃をメインウェポンにするアタッカーなら、誰に持たせても火力が期待できます。特に「胡桃」や「宵宮」などでは最適な聖遺物のひとつにもなり、消費した樹脂に見合う対価が得られやすい秘境です。

冒険ランク45になって、特に周回したい秘境がないなら「椛狩」を周回すること。今日はこれだけ約束して帰ってください。

終わりに

まあ色々言いましたが、要するに「バーバラを育てろ」という話です。最近ではニィロウ軸開花パーティなど、バーバラが必要とされる強力なパーティも増えてきましたし、育てて損になるキャラクターではありません。

もしも懸念点があるとするなら、バーバラの育成素材をドロップする「純粋精霊」が原神きっての不快ボスだということでしょうか。大変なら経験者をさそってマルチで攻略するのが良いでしょう。友達がいないなら、配布キャラクターのリサさんを育てることをおすすめします。

それでは、今回の記事はここまでです。星と深淵を目指せ!

おまけ:ガチャを回す狙い目

 原神の限定キャラに「必須キャラ」は居ません。聖遺物さえ整えれば、どんなキャラクターであろうと強引にアタッカー運用が可能なゲームシステムも相まって、好きなキャラクター以外に引くべきキャラクターは居ないと考えても良いです。

 ただし、使用状況が限定される「申鶴」や「ゴロー」などは他のキャラクターとの組み合わせでこそ輝くキャラクターなので、好きなキャラクターを活かせるキャラクターも一緒に狙う必要があるかもしれません。

 それはさておき、性能厨のみなさんもいらっしゃるかと思うので、「汎用性が高い」「普段の冒険を快適にできる」「高難易度コンテンツに適正がある」という3つの条件を満たせるキャラクターを紹介しておきます。迷ったらこの辺を引いてください。

超おすすめ:楓原万葉

原神は風サポーターが強いです。風元素には「翠緑の影」と呼ばれる聖遺物があり、これは「拡散した元素の耐性を-40%する」という効果を持ちます。原神のダメージ計算において、この耐性ダウンはデバフとして非常に協力で、期待ダメージをおおよそ1.2倍程度にすると考えてください。

これだけでも風元素キャラクターを使うメリットになりますが、万葉は自身の元素熟知を基準に味方にダメージバフを配ることができ、その数値はおおよそ40%。つまり、☆5聖遺物一個分相当のバフを配ることができるのです。

さらに、元素スキルで手軽に敵を一箇所に集めることができ、普段の冒険や、小さな敵が何人も出てくるような秘境で活躍します。また、この元素スキルは「スキル発動→落下攻撃」の二段攻撃となっており、スキルを一回だけ押せば、2段ジャンプが可能です。ちょっとした高台上りが快適になります。

超おすすめ:夜蘭

HP基準のサブアタッカーで、味方に最大50%のダメージバフを配れます。

バフ性能の高さは原神でも最高クラスで、それなのに本人も非常に高い火力を出せます。さらに水元素キャラクターであることが強く、様々な元素反応の下地を作るキャラクターとして運用しながら、単体でも敵を倒せるほどの火力を提供できます。

元素スキルも独特で、スタミナを消費しないダッシュのような挙動が可能です。普段の探索で、夜蘭がいるだけで長距離の移動が非常に楽になります。

超おすすめ:鐘離

よく原神最強キャラと言われる鐘離先生。コストの軽い元素爆発は倍率が非常に高く、サブアタッカーとしてもそれなりの強さを持ちますが、そんなものはオマケです。

先生はHPを基準に、超強力なシールドを味方に張ることができます。ゲームシステムも相まって、このシールドはゲームバランスを疑うほどの硬さになり、破られることはまずありません。各ボスの強力な攻撃を、元素スキル一つで耐えきることができるようになります。

さらにこのシールドが張られている間、周囲の敵の元素耐性を-20%することができます。この耐性ダウンは「物理」「風」「岩」「草」の耐性も下げることができ、風元素キャラクターではデバフをすることのできない味方の火力サポートまでできてしまいます。

おすすめ:雷電将軍

おすすめに入れるか迷いましたが、一応入れておきます。「味方に元素エネルギーを配布する」という珍しい能力を盛ったキャラクターですが、特筆するべきはその火力です。元素爆発中の火力は原神でも最高クラスで、間違いなく最高のアタッカーといって過言ではないでしょう。

そもそも、「元素爆発が強力であり、味方全体の元素爆発の回転率と火力を上げる」というコンセプトが強力で、元素爆発が強力なキャラクター3人と将軍で、ひたすら元素爆発を打ち続けるパーティーが弱い訳ありません。パーティ単位のDPSは、他のキャラクターを大きく離して、ゲーム内で一位です。

探索を快適にする能力はありませんが、とにかく高火力であり、様々なコンテンツで「火力によるゴリ押し」を可能とします。頭一つ抜けた、高難易度向けアタッカーが欲しい方にはオススメです。


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