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一歩。ランニングに沼るのはホルモンのせい⁉︎

「初心者ランナーが犯しがちなミス5選」「初心者ランナーがおこないがちな典型的な間違い」の記事を読んだ。

見事に全ての項目に当てはまっていた。
①走りすぎ
②スピード気にし過ぎ
③痩せようとする
④休まない
などなど…。

仕事も忙しいし、元々、そんなに運動好きでもないし、どちらかというと学生の時も陸上競技苦手だった。それなのに、こんなに疲れてるのに走るのを止めないのは何故なのだ。そして、この行動は「間違っている」との事。

では、何故このような「間違い」を私に限らず多くの「初心者ランナー」はしてしまうのだろう? 走り始めて4ヶ月半。はじめの頃は、フルマラソンに挑戦した事を後悔した。毎回「休む理由」を探した。それが今では走らないと「罪悪感」が生まれてくるほどだ。不思議に思い調べてみた。

この現象、なんと日本人独自のではなく、世界共通の感情だった。

特に自分に厳しい人は陥りやすい。初めは「楽しく走る」「健康促進」「体型維持」と始めたものの、段々、調子が良くなり、「意外といける」「もっと長くいける」「もっと早く走る」と自分の身体に『負荷をかけるのが義務化』してくるのだ。

そして、仕事が忙しい時ほど走りたくなる。
この感情は実は脳のホルモンのせい。ランニングを続けていると、エンドルフィンやエンドカンナビノイドという成分が分泌される。エンドカンナビノイドは麻薬成分に似ていて中毒性はないものの、ランナーズハイ(恍惚感)が得られる。

また、走っている間は軽い脳症を起こすため、フロー状態になる。すべての思考や感情が消失するほど没頭するので、走り終わった時に「スッキリした」「やなこと忘れられた」「気分がリフレッシュした」と感じる。

この現象は決して悪いことではない。程よく運動して、発汗し、体の代謝を良くして、よく食べ、よく眠る。とても健康的だ。問題なのは、私のように「程よく」を通り越して「やり過ぎ」をしてしまうこと。先日、転んで怪我をしたのに、大会に参加。脳が麻痺しているから「楽しかった」という思い出しか残っていないが、身体はボロボロだ。

大会食後から舌が白くなり、ピリピリ、ヒリヒリし出した。微熱と食欲不振。倦怠感が抜けない。そんな状態でも「軽い風邪でもひいたかな?」などと自分に言い聞かせ、いつも通りランニングに出た。走り出して、2キロで限界が来た。足は上がらないし、喉は痛いし、目も開かないし、まっすぐ進めない。汗すらかかない。復路はヒョコヒョコ足を引き摺りながら歩いて帰宅。

『休む』ことの重要性を実感した。舌が痛かったのは、激しい運動による脱水症状だった。よく思い出せば、3月3日に転んだのも、歩道の段差のせいではなく、自分の足が思ったよりも上がっていなかったからだ。自分の身体をよく観察し、よく相談し、休む日はちゃんと休む。それが長くランニングを続けるコツなのだ。

「今日休むのは、明日、もっと良い走りをするため」。だから今日は休息。明日からまた一歩。

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#脱水症状
#初心者ランナー
#カンナビノイド

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