子供の便秘問題①(中野美和子医師より)
【子供の便秘問題】
子供の便秘は、多くの親にとっても心配事ですね。
私の息子も便秘症なので、心配になりちょっと調べてみました。
NPO法人日本トイレ研究所の2016年調査では、小学生の20.2%、
つまり小学生の5人に1人が便秘状態との統計もあるようです。
想像以上の数字でびっくりしますね!
【専門家】
小児便秘外来の専門家で、
「小児慢性便秘ガイドライン」作成メンバーの一人である中野美和子医師
によれば、大人の便秘と、子供の便秘は違うとのことです。
お会いすると、とても優しい先生で、手紙を書けば必ず目を通してくれる
親身になってくれる先生です。
(「大人の便秘と子供の便秘」については別の記事で書くようにします。)
【子供の便秘の原因】
子供の便秘は、以下のような原因が考えられるようです。
(1) 食事の欠如:
食物繊維や水分不足、野菜や果物の摂取不足などが便秘を引き
起こす可能性があります。
(2) 運動不足:
身体活動の不足は腸の運動性を低下させ、便の通りを悪くする
可能性があります。
(3) ストレス:
学校や家庭のストレスが腸の運動性に影響を与え、便秘を引き
起こすことがあります。
(4) トイレ環境:
トイレの環境が不快であったり、トイレトレーニングが不十分な
場合、子供は便秘になりやすいです。
(5) 天的な要因:
一部の子供は腸の運動性が低く、便秘しやすい傾向があります。
【解決方法】
解決方法は、中野美和子先生によると、以下のことを伝えてくれています。
(1) 食事改善:
食物繊維や水分を豊富に含む食品(野菜、果物、全粒穀物など)を
摂取するように促し、バランスの取れた食事を心がけます。
(2) 適度な運動:
適度な身体活動を取り入れることで、腸の運動性を促進し便通を
改善します。
(3) ストレス管理:
ストレス軽減のためのリラクゼーションや適切な休息を心がけ、
子供の心の健康をサポートします。
(4) トイレトレーニング:
正しいトイレ習慣を教え、快適なトイレ環境を整えることで、
排便意識を高めます。
(5) 個別対応:
各子供の状況に合わせて個別のアドバイスや治療を行い、継続的
なフォローアップを行います。
【大事なこと】
また中野美和子医師の著書では、子供の慢性便秘は「くせ」がついてしまうと、症状がどんどんひどくなる可能性があるとのことで、
「くせ」がつく前に、早めの改善・治療が大事と教えてくれています。
毎日”出す習慣作り”が大事ということなんでしょうね!
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